酒が一滴も呑めないドジョウも、やがてザルに掬われて料理される  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

とにかく、誰かが誰かを悪者にしてないと

ひとつにまとまれない会社も何のサークルも

そういう処とは早くオサラバした方がいい。

人間的に発展が止まっちまう。

できれば、さいしょっから関わらない方が利口だな。

 

mind resolve / edit 005

 

     仮題: ザルとドジョウが共存できない会社

 

たとえば、ある会社の社長は、側近の三人組を目の前に呼び出し
戦国の世に生きた”竹中半ベェ”の『三本の矢』の一説を取り出して何かを教えようとする
それがその社長様のどんなに素晴らしく有難いアドバイスだとしても
三人のうち一人は こう思う。
「矢が三本とも最初から腐っていれば、それは一本よりも脆いぞ」
と。
ちなみにその社員は酒が飲めるが他の二人は飲めない。
(…ある意味でこの、笊と泥鰌の関係が会社の飛躍、発展に大きく関わることもある)

忘れた頃にまた同じようなネタを仕入れた社長は また同じ三人を呼び出して
今度は『転ばぬ先の杖』の言葉の意味、諺のなんたるかを説く。

そして最期に
「世間は広い。仕事は自分で探せ。何がやりたいの?」などと付け加える。
すると三人の中で どこかニヤケタ不思議そうな顔つきになっている一人が勇気を出して
「社長、そんな事いくら教わっても自分達の生活は何も変わりません。

また明日も9時に来て5時に帰るだけだ。
いっそのこと三人ともクビにするならクビにして、明日から全部、人材を入れ替えるとか、
いまココにいる人間そのものに そういう思い切りがない限り、

この会社は これ以上何も変わらないと思います」

数日後、社長は三人のうち その社員 独りだけをクビにして、しばらくは残りの二人も

何とか使っていたが・・・・
常に誰かが誰かを悪者にしていなければ まとまっていられないような組織や集団ほど

崩れやすいものはない。

どんなに素晴らしい事業であろうと、

どんな目的で築き上げようとする城であろうと、

捨石も土台石も、ただ並べるだけなら

木枯らし吹く川原の石コロと変わりない。

やがて時代に流されてゆく・・・。
結局は自分も独りで椅子に坐っていただけだということに気づいた時には
その社長の周りには誰もいなかった。
また最初にクビにされた社員の周りにも誰もいない。
ところが、世間の学問、世の中の様々な教育の材料に出てくる話や近頃のテレビドラマがどうあろうとも
人間はこれで終れない。
その会社を畳んだ社長は僅かに残ったカネを元手に また同じような会社をつくり
一方、最初にクビになった社員は自分の”勇気”を元手に 何かを切り開いて行く。
でもチャンスには恵まれず、それでも笑っている。
カネも勇気もない残りの二人は また同じような会社で同じように働き 家族を養う生活に追われる。

別に夢はない。
あっても実現はできない。夜、寝ている時にときどき見ているだけ。
世の中の”教育”というものは このようにして人間ひとり一人を孤立させ苦悩させてきた。

 
かつて エルヴィス・コステロがまだビリー・ブラッグやデヴュー当時のUB40のように
世界の労働者階級の見方であった頃(グラハム・パーカーと対張ってた頃…よけぇ判りにくいだろ)
「…働く人間、働かせてもらえない人間、働く必要のない人間。

世の中にはこの三種類の人間しかいない」
と云っていたが、『人間の設計図 』の著者は、よく
「世の中には使われる人がいて使う人がいる」 また、
「『俺は”火付け”をさせたら誰にもまけないよ』という人がいて、
 『俺に人殺しさせたら右に出る者はいないよ』という人がいて、
 『俺に泥棒をさせたら天下一品だよ』という人がいて、世の中には
 『私はこの人達を全部使えるよ』という人もいる」と、云っていた。
ところが人類は21世紀。

「今まで通りの常識ではもう誰も生きてはいけない」というほど世の中は変わってしまった。
すると、
「使う人がいて使われる人もいるけど、俺はそのどちらでもない」
という人もいれば、
「机のボタンを押せば優秀な人材が出てくるようなリンカーンの時代はもう終ったよ。
現代はボタンで出てきた人達そのものが 自分がリンカーンだと思ってる」

というように、
人間ひとり一人の頭が、自分の容量をオーヴァーして必要以上の教育を詰め込んだため、
自分が生きる場所と自分自身を破壊している。
そんな世の中で『脳内モルヒネの何たら革命』シリーズ全巻を読んだという人ほど
会社のカネを横領してるとか税金で集めたカネを私的に流用してるとか

バック・グラウンドにイマーノさんの『失礼スルゼ!』 (アルバム”FEEL SO BAD ”より)

が流れてくるかのように妬まれている人もいれば
それを見て見ぬフリをしてきた連中も大勢いる。


ではそれを、いつ、どこで、誰が、どんな手を使って元に戻す(あるいは元に近い状態に戻す)のか?
それはまず人間の力ではない。

 

"mind resolve : chapter 004"より

http://ameblo.jp/badlife/entry-10002650602.html


笊というのは、いくら呑んでも底がない奴。
泥鰌という生き物は酒に入れると死んでしまう。
一滴も呑めないドジョウも、やがてザルに掬われて料理されることもある。
日本は今、政界も財界も、柳の下の泥鰌を養殖するように
国民を、会社員を、社会の中で騙し騙し飼い慣らしている。
・・・・・立ち上がるなら今だぜ。

 

                             つづく。

 

     http://ameblo.jp/badlife/entry-10004026965.html

 

       torisenmaeMONO

http://ameblo.jp/trackback-jobhunting/entry-10005035511.html

気分転換以前に、今の自分に合ってるかどうか…。

合ってないなら早めに辞めて ほかを捜した方が懸命だぜ。

自分自身のためだ。

 

   

   

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