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入浴剤は使うべきか


こんにちは。橋本です。


入浴剤は、とても多くのラインナップがあり、どこでも手軽に買うことができます。


気分転換にもなるし、お風呂の時間をエンジョイできるし、と。


お試し的に、ひと袋ずつになってるものもあって、気軽に使えますよね。


「血行促進」「疲労回復」「保温効果」「美容効果」など、効能を目的別で選べる、なんてのもあります。


冬に気になるのは、やはり保湿成分が入ったもの。


お風呂にのんびりつかっているだけで保湿効果が得られるなら、手間もなくて便利。


肌にあうものがあれば、「入浴剤をうまく使う」というのも、ひとつの手かなあ、と思います。


アトピーと入浴剤


しかし。


アトピーの症状がある場合は別。入浴剤の使用は慎重にすべきです。


とくに、湿疹があったり、症状がうまくコントロールできないときは、使わないほうが無難。


なぜなら、皮膚のバリアが弱っていると、入浴剤の成分が刺激となって、アトピーが悪化することも考えられるからです。


悪化の原因、悪化のきっかけになるリスク。


それを考えると、入浴剤は使わないほうが無難ですね。


ましてや、入浴剤にアトピーを治療する効果はありません。


症状が落ち着いているときは、試してみて、肌のコンディションに悪影響がなければ使う。


入浴剤は、そういう使い方がベストかと思います。


症状が落ち着くまでは、なるべくシンプルなスキンケア・・・


お風呂で体の汚れをきれいに落とす。肌をうるおす。

肌がカサカサするところは、お風呂あがりに保湿剤を塗る。


そういったケアにとどめて、なるべく入浴剤は使わない。


もしくは、「たまに気分転換に使う」ぐらいにしたほうが、無難ですね。


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