湿疹がひどい時は、お風呂はやめたほうがいいの? | 子肌育Blog アトピーに負けない生活。

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湿疹がひどい時は、お風呂はやめたほうがいいの?


こんにちは。橋本です。


子どもの湿疹がひどくなると、濡れタオルで体をふくだけにする。


そういう方もいるようです。まあ、それもありだとは思います。


ですが、アトピーの場合は、湿疹が長く続いてしまうこともある病気です。


だから、ずっと風呂にはいらず、濡れタオルだけで対応するというのは、あまり現実的ではありません。


現実的でないにもかかわらず、「お風呂はやめたほうがいいかな」と迷ってしまうのは、こういう心配があるからではないでしょうか。


湯上りに症状がひどくなる

湿疹や、かき傷にお湯がしみて、子供が嫌がる


まず、「湯上りに症状がひどくなってしまう」という不安について。


確かに、湯上りにはひどくなりやすいです。


なぜかというと、湯上りは体温が上がっています。これが、かゆみが増す原因になりやすい。


暑い場合は、エアコンや扇風機などで、涼しくしてあげることで対処できます。


子どもが強いかゆみを訴えるときは、氷枕など冷たいものをタオルで包み、患部に当ててやると、かゆみがやわらぎます。


湯上りに症状が悪くなる、もうひとつの理由は、肌が乾燥し始めるからです。


でもこれは、「ていねいなスキンケア」をしてあげることで防げます。


お風呂から出たら、湿疹には薬を塗る。乾燥しやすい部分は、保湿剤を塗る。このスキンケアがやっぱり重要ですね。


お風呂から出ても、何もスキンケアをしない。これだと、症状が悪くなるのも当然なんですね。


体を石けんで洗う、お風呂につかる、といったことで肌の脂が抜け、お風呂を出てそのままでは、肌の水分が蒸発しやすくなります。


かといって、お風呂の回数を減らすというのは、おすすめしません。


乾燥肌の子どもにとって、適度な入浴は、肌に水分が補給できる貴重な時間です。


お風呂で水分を吸った肌に、すぐに保湿剤を塗ってあげる。


これだけで、子どもの肌のコンディションは上がります。


症状が悪いからと、お風呂をさけるよりも、積極的にお風呂に入って汚れを落とし、きちんと保湿することを選びましょう。


お風呂上りに薬と保湿剤を塗れば、悪くならない

お風呂に入るとさっぱりする


ということを、子どもにしっかり伝えて、気持ちよくお風呂に入れるようにサポートしてあげる。


その日々の積み重ねが、子どもがスキンケアに積極的になってくれる秘訣です。


 


 


 


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