目の周りがカサカサするときは | 子肌育Blog アトピーに負けない生活。

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目の周りがカサカサするときは


こんにちは。橋本です。


アトピーに限らず、目の周りがカサカサするときは、保湿剤によるケアを続けることでスムーズになるケースもあります。


ただし、目のキワにも保湿剤を使いたいなら、使えるものは限られてきます。


保湿剤の中でも、目に入っても安全な「プロペト」「サンホワイトP-1」「プラスチベース」を使ってくださいね。


こどもの目のまわりの乾燥


目の周りは、皮膚が薄い。


そのため、空気が乾燥する冬場になると、目の周りは、カサカサしやすくなります。


目の周りの乾燥肌を防ぐためには、どうすればいいか?


もちろん、保湿剤を塗ればいいわけなんですけど、1つだけ問題があります。


「目の周りに保湿剤を塗ると、目に入るかもしれない」ということです。


保湿剤が目に入っても安全か?


それが問題になってくるんですね。


ほとんどの保湿剤は、目に入った場合の安全性を確認できていません。


そのため、使用上の注意として「眼には使用しないこと」と書かれています。


目はとてもデリケートな部分です。


刺激する

目から吸収されてしまう

滑りが悪い

不衛生


というような保湿剤は、なるべく目の周りには使いたくありません。


目は大事。目が不調になってしまうと大変ですからね。


その点でいうと。


目に入っても大丈夫、といえる保湿剤は3つに絞られます。


プロペト

プラスチベース

サンホワイトP-1


この3つの保湿剤です。


「プロペト」や「プラスチベース」は、眼科で使用する軟膏の材料としても使われているので安全です。


プロペト500gのパッケージには、「眼科用・一般軟膏基剤」と表示もされています。


「サンホワイトP-1」は、プロペトよりも、さらに精製されて純度の高いワセリンなので、これも、目に入ったとしても安全です。


ただし、この3つとも、ドライアイの治療に使うものではないので、目に直接使うことはすすめられません。


ドライアイは、きちんと眼科での診察を受けてくださいね。


目の周りに保湿剤を塗るときは、目に入らないように注意しなければいけません。


目のキワのところまで塗りたい。


そういう場合は、目に入っても安全な「プロペト」「サンホワイトP-1」「プラスチベース」が使えます。


もちろん、目の周りでも、皮膚に炎症があるときは、正しく薬を使って炎症をおさえてくださいね。


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