食物アレルギーと間違えやすいこと
こんにちは。橋本です。
たまに、思い込みってないですか?
例えば、月極駐車場を、みんな同じ「げっきょく」っていう会社の駐車場だと思っていたり。
友達がこっちを、ちら見しながら、こそこそ話していた。
それを見て、「人の悪口をかげで言うな!」と思い込んでいたら、わざわざ誕生日プレゼントに何をあげようか相談してくれていただけだったり。
軽く思い込んでることって、誰にだってあります。
思い込み。
これって、食物アレルギーにも、よくあることなんですよね。
食事をしたあとに、湿疹が出たり、かゆみが出ると、「あっ、アレルギーだ」と、無条件に決めつけてしまいがちです。
食事のあとの、湿疹やかゆみ。
それが食物アレルギーだけでおこるとは限らないのです。
食後はエネルギーを大量に使います。
消化にかけるエネルギー量は、1日に使う総エネルギー量のうち10%といわれています。
食後に眠たくなるのも、エネルギーが一気に消化作業に向けられるためです。
食べ物の消化にかかるエネルギーによって、体が温まることが原因で、湿疹やかゆみが出ることがあるんですね。
これは、授乳のときでも同じ。
授乳のあとも、エネルギーが消費されて、体温が上がります。
食事のあと、授乳のあと。アレルギーとは関係なく湿疹が出る。かゆみが出る。
こういった現象は、湿疹が元々ひどい状態におこりやすいです。
なので、湿疹がおさえきれていない場合は、食べたときに食物アレルギーと思い込まないように注意しないといけません。
体がぽかぽかして、かゆくなる。それと食物アレルギーのかゆみを区別する、というわけですね。
それと、卵、牛乳、小麦、大豆など。アレルギーがおこりやすい離乳食をトライするとき。
その前に湿疹を一度きれいに治療しておいたほうが、食物アレルギーの反応は見やすくなります。
もともと湿疹があると、食後にアレルギーとは無関係な湿疹やかゆみが出やすいことを、覚えておいてくださいね。
そうすれば、思い込みで、無駄な食物除去をすることがなくなります。