カビ対策の超ド基本
こんにちは。橋本です。
アトピーの子どもでは、ハウスダスト、ダニ、カビ、ペットなどがアレルギーの原因になっていることが多い。
つまり、これらのアレルゲンが、湿疹、かゆみの大きな原因になっていることもあるわけです。
ということで、今日は、アトピーの子どもにもみられるアレルゲンの1つ、真菌(しんきん:カビ)についてお話しますね。
カビ対策の基本は、「換気」です。
じつは、カビというのは、やっかいです。なにがやっかいかというと、「目に見えない」。
目に見えないから、「今、体にカビが降りかかっている状況なのか」ということが、まったくわかりません。
ハウスダストなら、汚れていれば気がつきます。が、カビは目に見えません。
目に見えないために、ことの重大さに気がつきにくいのです。
通常の生活では、「カビが部屋の空気中にどれだけあるか」を見る方法はないのです。特別な業者に依頼するしかありません。
さらにカビにはもう1つ、やっかいなことが。
「一度繁殖すると、ゼロにするのは難しい」という点です。
お風呂場なんかを想像すると、わかると思いますが、黒カビが増えてしまってから掃除をしても、完全には取りきれません。
「カビの根」が残るんですね。カビの根が残ったところは、そこからカビが成長してしまう。
つまり、そこがカビの発生源になってしまいます。
これがやっかいなんですねー。
そう考えると、目に見えないカビを増やさないためには、予防が大切なんです。
その予防が、「換気」です。
効率よく換気する方法は、「窓を2ヶ所以上開ける」。これが基本です。
窓などを2ヶ所以上開ける |
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窓を2ヶ所以上あけることで、風の通りができ、部屋の空気が流れていきます。
いわゆる、「部屋の空気の入れ替え」です。
これに、扇風機や換気扇を加えれば、強制的に風が流れるので、もっと強力に換気できます。
真冬、真夏は、窓を開けたくなくなりますよね。「窓を開けると車の排気ガスが心配」と思うかもしれません。
しかし、最低でも1日1時間ぐらいは、窓を開けて換気をする習慣をつけましょう。
お風呂場を使っていないときは、なるべくなら常時換気しておきたいですね。
今回は、空気中のカビについてお話しました。
じつは、カビは、体の中や、皮膚の表面や毛穴にもいます。
たとえば、マラセチアといわれるカビも、そのひとつです。
ただ、空気中のカビに関していえば、カビ対策の基本は、窓を2ヶ所以上あける「換気」です。