「あせも」をボリボリかきこわすと・・・ | 子肌育Blog アトピーに負けない生活。

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「あせも」をボリボリかきこわすと・・・


こんにちは。橋本です。


困ったことに、あせもをかきこわすと、とびひになることがあります。


皮膚が傷ついていることの多い、アトピーがある子どもは、アトピーがおさまっていたとしても、夏場は安心できません。


あせもがある。ほかにも、虫刺され。怪我が治りかけて、かさぶたができている。


そういう状態だと、どうしてもかゆくて、ボリボリかいてしまいます。


で、かきこわしたところにバイ菌がはいると、「とびひ」になってしまうことがあるんですね。


「とびひ」は、かゆみが強くて、かくと「とびひ」のバイ菌を広げることになります。


グジュグジュの「とびひ」をかくことで、汁が飛び散って、さらに「とびひ」が広がってしまうわけです。


「とびひ」は、ときに驚くような速さで広がります。


特に気を付けてほしいのは。アトピーを治療中の子どもです。


ステロイド外用薬を塗った部分は、「体が菌をやっつける力」。いわゆる抵抗力が落ちてしまいます。


なので、バイ菌が悪さをしている「とびひ」に、ステロイド外用薬を塗ってしまうと、「とびひ」が重症化します。


「ブツブツ、ジュクジュクが急に広がって、おかしい」


と思ったら、「とびひかも」しれません。その場合は、迷わず病院に直行です。


汗疹(あせも)が出たらケアする

「とびひ」になったらステロイド外用薬を塗らない


ということには、ぜひ注意してくださいね。


 


 


 


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