三つ屋根の家その4:テラス。
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三つ屋根の家の庭、テラス廻りです。
この庭は建て替え前のお宅の頃からあったご主人がずっと大事になさってきたお庭で、灯籠や手水鉢などのある純和風庭園なのですが、そこに合うということを意識して考えたテラスです。
テラスと名付けてはいますが、床や軒の垂木など基本的な造りは「濡れ縁」として設計しています。
ただ、外壁がボーダータイルと吹付のコンビになるため、外観との調和と内部の和洋折衷的なデザインに合わせるために少々純粋な「濡れ縁」とは変えています。
屋根は垂木の先を全て水平に切り、天井は吹付材にして和的な部分を消すようにしています。
床も板幅をモジュールからはずして少々大きめにし、手摺りをアルミにして現代風なイメージにしています。
この手摺りは実際には地面よりはさほど高くはないテラスなので本当は必要性は少ないのですが、奥さんの御希望で布団干場として設けている物です。
手摺りが室内からの景観を阻害することの無いようにとアルミにしたという側面も持っています。
あくまでも庭と外観と内観の3つをつなぐための装置としてのテラスをイメージして造ってみました。
この家の価格なのですが、どうもえらく値段の高い家であると思われているようなのですが、確かに安い家ではありません。
総額ではけっこうな値段になるのですが、それは敷地に高低差がかなりあるためにコンクリートの擁壁や土留めが大量に必要になったことや、解体工事が必要であったこと、さらには高低差ゆえに鉄筋コンクリート製の2台分の車庫があることのために少々値が張ることになった物です。
それらの金額と外構工事をのぞけば、本体価格は2700万程度。
平屋としては少々大きめの建物本体の施工床面積が約45坪ですから坪単価は60万/坪になります。
そのへんの大手メーカーハウスなら間違いなく坪単価70万/坪を超すでしょうから、そういう意味ではまったく値の張る豪邸などではありません。
もちろんスケールメリットがあるという意味と、さらに設計料が必要であるという意味においてはお金は必要ですが・・。
天井を少々高くしても壁材の値段が数万円増えるだけのことですし、斜め天井にしても値段などは全く変わりません。
円窓も角の窓も値段などいっしょです。
梁を露出し化粧にしようが金物を変更しようが、それで坪単価が千円も上がることなどありません。
床材も壁材も天井材もたいして高価な材料などは使っていません・・あ!吉野杉だけは高いですが・・笑。
ただ、ある空間や造形をを効率よく利用しようとしている・・だけのことなんです。
では、何でみんなやらないのか?
それは造るのが面倒くさいから、・・それだけ?
お客さんにとっては一生に一軒でも、建てる方にしてみれば何十年も毎日同じ作業ですから。
その面倒を引き受ける人がいれば、いい家を建てることなどそんなに難しいことではないのではないでしょうか?
素敵な家や格好いい家がいい家ということではなく、ああしたい、こうしたい、様々な形での夢により近い家を実現することができるのでは?
家を建てるとき、設計事務所に依頼するという手があります。
設計料は・・・それは御相談下さい・・・笑。
宣伝になっちまったい・・。
アトリエ繁建築設計事務所HP
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