手首の痛み・・小指側 (TFCC損傷) | 生野区南巽駅徒歩5分のあたらし整骨院

手首の痛み・・小指側 (TFCC損傷)

■症状

手首の痛みです。特に前腕の回内(手のひらを床にむける)や回外(手のひらを天井にむける)などの動作で痛みを訴え、痛みは動かす時に強くなります。

尺骨頭ストレステスト(前腕を回内、回外しながら手関節を小指側に倒し痛みの有無を調べる検査)を行うと強い痛みが出ます。

三角繊維軟骨複合体(以後TFCCと略します。)損傷は手関節の小指側の痛みをおこす代表的な傷病のひとつです。

TFCCは橈骨(前腕の親指側の骨)の内側から尺骨の茎状突起(前腕の小指側の骨の、一番手首よりの、手の甲の出っ張っているところ)と月状骨、三角骨へつながる軟部組織です。

手首の小指側でクッションの役割をはたしています。関節円板と靭帯、腱鞘で形成されています。ちょうど、膝の半月板のような役割だ,と考えて下さい。

原因として、TFCC損傷は外傷(手関節捻挫や尺骨茎状突起骨折など)によって発生する場合と、
退行変性(要は老化現象)によって発生する場合とがあります。

治療を必要とする症例の多くは外傷によるものです。

(尺骨の茎状突起の骨折の場合昔は整復もせず放置したままだったことが多かったんですが、この部分の痛みを出す事が結構あることがわかり、きちんとワイヤーなどで内固定することが増えてきたようです。)

■診断

X線検査では特に異常を認めません。

時に、plus variant=尺骨の突き上げ(尺骨=前腕の小指側の骨が橈骨=前腕の親指側の骨に比べると長すぎる状態)を認めることがあります。

関節造影では損傷部でヨード性の造影剤の漏れを認めます。

診断を確実にするにはMRIや関節鏡が必要となります。

■治療

保存的治療(手術しない方法)が原則です。

症状が出て間も無いうちは、安静目的のためギプス療法や装具療法(手関節固定装具)、キネシオテープなどで手の動きが出ないよう制限や固定をします。

治療としては温熱療法や低周波治療中周波治療超音波治療などで経過観察します。

難治例ではステロイド関節内注射を試みます。

これらの保存的治療で無効な場合や長期間に渡って放置された場合は手術的治療が検討されます。

手術は関節鏡視下で損傷部を縫合、切除する方法(半月板損傷と同様ですね。)と尺骨短縮術(尺骨を短くし三角繊維軟骨複合体部への圧力を下げる方法)などが検討されます。

※当院では各患者様の症状に合わせた治療を行っています。詳細は、施術スタッフまでお気軽にご相談ください。

・親指を動かす時に親指の付け根に痛みがでてきます(腱鞘炎)

・指を曲げようとすると、急にガクッと曲がる、特に親指に多い(バネ指)

・手首の甲側がプクッとふくれる。弾性のある丸い腫瘤として関節近傍に発生する、女性に多い(ガングリオン)

・朝のこわばりや関節の炎症、手指の関節の腫れ(関節リウマチ)

・手指に痺れや痛みがあり、夜間あるいは明け方に強い傾向があるが、手を振ると楽になる(手根管症候群)

・老年の婦人が手をついて転び手関節痛を訴えたら疑う。(Colles骨折)


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