皆さま、おはようございます!


ダラダラと書き続けた青森県下北の「とびない旅館」宿泊記も

今回で最後です。

(前回分はこちらからどうぞ)

青森県下北のディープスポット「とびない旅館」に泊まってみた。(その1)

青森県下北のディープスポット「とびない旅館」に泊まってみた。(その2)

青森県下北のディープスポット「とびない旅館」に泊まってみた。(その3)


この日の朝、出発の前に朝食を戴きました。

夕食の時も感じましたけど、

とびない旅館で戴くご飯はいつも豪華です。
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とびない旅館の朝食といえば、毎回登場する謎ドリンク

今回は「スカールDX2000」という代物でした。
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このドリンク、飛内さんから宿泊者に対しての

「今日も1日がんばっていきましょうね」

という想いの現れだと思うのですが、

もはや、とびない旅館の笑いネタとして定着した模様。


そしてこの朝、早い時間に起きた理由ですけど、

これまた、とびない旅館の名物となった「いもすりもち」を、

みんなで作って食べよう…という話になったからなのです。


朝7時30分に集められた自分らですが、

飛内さんは下ごしらえのため

朝6時前には準備を進めていたようなのですよ。

…ということは飛内さん、3時間も寝てない?

昼間に休んでいるのかと思い聞いてみたら、

日中は忙しいとのこと。

まぁ、忙しさの理由はプラモデル作りらしいですけど。


旅館の台所でいもすりもち作りの作業が始まりました。
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飛内さんが手際よく、ジャガイモをの皮をむき始めます。

やや小さめのジャガイモ3個で、

1人がお腹いっぱい食べられる量のいもすりもちが出来るようですよ。
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こちらは早朝から煮込んでいるお出汁。

お魚と鶏肉から摂ったものです。

飛内さんが試行錯誤しながら造り上げたレシピですので、

中味はぜひ、飛内さんご本人に聞いてみてくださいね。
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次に皮をむいたジャガイモをおろします。
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我々の作業の様子を見た飛内さん、

「下手くそだ」とか「危なっかしい」とか容赦なくダメ出しします。

「都会の人はこれだからもう…」

自分、東京人の中に紛れ込んだ東北人ですみません。


おろしたジャガイモを絞って水分を抜き取り、

沈殿したでんぷん質と混ぜ合わせればおモチの原材料が完成です。
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お出汁もかなりいい具合に出来上がったみたい。
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出来上がったお出汁におモチを入れて湯揚がれば、

いもすりもちの完成です。
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「ねっ、作ってみれば意外に簡単だったでしょ!」

満面の笑みで飛内さんが話します。
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「いもすりもちはね、みんなで作って食べるから美味しいんだ。

夫婦で食べればいつまでも仲良くいられるし、

とにかくみんな笑顔になれるよ。」

そう話した直後、

「いもすりもちさえあれば、家庭の争いなんてなくなるのに…」

飛内さんの言葉が胸に突き刺さります。


病気がちのお母さんを独りで面倒を見ながら

旅館を切り盛りする飛内さん。

お世辞にも快適に過ごせる設備が整う旅館ではありませんが、

「とびない旅館」はきっと、心の疲れを癒してくれるはずです。


最後に、いもすろもちを実食。
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うめぇ~、超うめぇ~!!!


なにこの食感!!!
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歯ごたえあるのにフワフワしてる。

これだけでも十分、お店が賄えちゃうんじゃないかしら?


最後は飛内さんに見送られ、

お土産に飛内さんの名作ペーパークラフト、

「スーパーロボット アムジー2」を持たされて、宿を後にしました。
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心は清々しくなりましたけどカラダはベトベト。

飛内さんの話が長すぎて、

お風呂に入るタイミングを逃しましたわ。