皆さま、おはようございます!


先月末、向山駅愛好会主催のイベント に向かう前日に、

青森県はむつ市内のとびない旅館に泊まってきました。

ここはブログ仲間で青森大好きっ娘のねこぜさん

大絶賛するお宿なのです。

まぁ、秘境とか謎風習、闇風俗を好む彼女が勧めるくらいですので、

まともなお宿ではないことは確信してはおりましたが。


ここで最初に、とびない旅館の基礎情報を。
f06351/向山駅愛好会

青森県むつ市、大湊線からも近い田名部町内にある旅館で、

客室数もそこそこにある大型旅館です。

創業したのは50年以上も前という老舗でして、

宴会場ではかつて結婚式も催されていたとか。

そんなとびない旅館がいつの日からか、

下北のディープスポットと呼ばれるようになりまして…


その原因を作ったのがこちらの、

とびない旅館の宿主を努める飛内源一郎さんでしたの。
f06364/向山駅愛好会

彼の創作活動(工作、プラモデル作り、収集癖、などなど)

によって生み出された作品は、いつの日からか宴会場を占拠し、

今ではお宿そのものが

飛内さんのコレクションルームと化してしまったのです。

それ以上に、飛内さんの存在自体が

このお宿をディープスポットに格付けする理由だったりして…


そんなとびない旅館に宿泊してみようと5月、

ねこぜさんに相談した上で、飛内さんに予約の電話を入れました。

「あ、ねこぜんさんから聞いてた!

予約は大丈夫だけど、普通の旅館じゃないからね。

普通のサービスは期待しちゃだめだよ。それと…(以下10分続く)」

飛内さん話が長いわ!


雨が降るしきる中、とびない旅館に向けてクルマを走らせます。
f06350/向山駅愛好会

菜の花畑で有名な、横浜町の菜の花プラザも土砂降りでした。


午後6時過ぎにとびない旅館に到着。

今回は晩ごはん付きのプランですよ。
f06352/向山駅愛好会

「こんばんは~!」

扉を開けるとすぐに飛内さんの声が返ってきました。

「台所に立ってたからちょっと待っててね、すぐ行くから。」


玄関を見渡すと、ここも既に飛内コレクションが浸食しているようです。

自分、今までいろんなお宿を利用しましたけど、

ズゴックが並ぶ旅館は初めてでしたわ。
f07131/とびない旅館


f07132/とびない旅館

「お待たせ~、遠くからよく来たね。せっかくだからお茶でも飲もうよ。」

こうして案内されたのがこちらのお部屋。

ここって絶対に客間ではありませんよね?

でも入り口に「食堂」って書いてあるんですけど。
f07133/とびない旅館

ここで、飛内さんと一緒にお茶を戴きます。

「ねこぜさんから聞いてたよ。

駅が大好きなんだって?っていうか変態だよね?」

明らかに、出会ってから5分後の会話ではありませんが、

飛内さんはこういう人なのですよ。
f06355/向山駅愛好会

「ところでさ、俺の駅を活性化されるプランを聞いてくれる?」

どうやら飛内さん、

自分の趣味に併せて様々な計画を企ててくれた模様。

初めはそのことが嬉しく、企画内容を聞いておりましたが、

その計画の奥底には飛内さんの野望が秘められておりました。

そして話は1時間続く…


f06355/向山駅愛好会

「そうだ!ご飯食べるよね。今作ってくるから。

その間にすごくいいDVDがあるからそれ見てて。」


こうして渡されたのが「久保みねヒャダこじらせナイト」のDVDです。

飛内さんの出演回ですね。

夜を迎える前に、これで

「とびない旅館」のレクチャーを受けろってことかしら?
f07130/とびない旅館


もちろん、しっかり見せて戴きましたよ、2回分とも。
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自分はヒャダインさんの大ファンですよ~!


それにしても…

重ね重ね言いますけど、ここって客間なんですよね?

辺りに散らばるアイテムが怪しすぎる。
f07135/とびない旅館


こうして待つこと1時間余り、本日のお夕食が到着しました!
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す、すごい!豪華すぎる!

これは予想外でしたよ。

どれもこれも本当に美味しいんです。

飛内さんに話によれば、これでもいつもより手を抜いているらしい。

このお夕食が食べられただけでも来た甲斐あった感じでした。


ただ~し!
f06355/向山駅愛好会

食事中はずっと飛内さんが話しかけてきます。

普段だったら20分ぐらいで終わる食事が1時間もかかったのは、

これが理由ですね。


「今日は歩王さんの他に、東京のブロガーさん4人も泊まるからね。

青森県内のディープスポットを楽しんでからウチに来るんだって。

青森って、そんなに面白いトコロあるんかね?」

飛内さんはそのゴールがここだってこと、気付いてないのかしら?


この後も完全に飛内さんペースで夜が更けてゆきますが、

この続きは次回に。