「頑張らない」と「怠ける」は違う | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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いま、稲垣佳美さん講師の「自己プロデュースコース」に通っています。
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その2日目だった昨日。
コースの前に打ち合わせが一件入っていて、
朝のラッシュにもまれながら中目黒に向かう途中、
稲垣さんのこんなブログ記事が目に飛び込んできました。

リンク頑張らない事を見つけたら、今度はそれを限界まで頑張って伸ばし、限界が来たら、また別の事を頑張る

1456154670288.jpgコース中の稲垣さん。



先日「頑張らないカラダを語るお茶会」を開催したことを
昨日のブログにも書きましたが、


「頑張らない」と
「怠ける」「サボる」は別物です。


チカラを抜いて立とうとすると、
必要なチカラまでもが だらんと抜ける。


姿勢よく立とうとすると
肩にチカラが入りすぎてしまう。


こんなこと よくありがち。


こういうときって実は
「立つ」ために
「姿勢を維持する」ために
本来自然と働いているべきカラダのしくみが
使われていない(サボっている)ことが多いのです。


姿勢を支えるための筋肉たち
(ローカルスタビライザー)
自分の仕事をサボらずにしてくれていれば


動くための筋肉たち(グローバルモビライザー)
「姿勢を支える」という仕事のためではなく
「動く」ために自分のチカラを発揮することができるのですが、


動くための筋肉たち
(グローバルモビライザー)
「姿勢を支える」という仕事にまで関与してしまったり
していることがあったりするんです。


また、動きをコントロールする役割の筋肉たち
(グローバルスタビライザー)の仕事にまで
「動くための筋肉」たちが出しゃばり出てくることがあったり。


こういうとき、
本来の役割の子たちがその仕事をすれば、
小さなチカラでこなせていたはずなですが、


「動くための筋肉」たちは元々
でっかいパワーを発揮するという特徴があるので、
必要以上に大きなチカラを使ってしまったりするんです。


こういうのを「頑張ってる」と言います。


あるいは
「頑張りどころを間違えてる」
という感じでしょうか。


「頑張らないカラダ」は
本来あるべきバランスで筋肉たちが共同しています。


支える筋肉たちは、支える仕事を、
コントロールする筋肉たちは、コントロールする仕事を、
動きとパワーの筋肉たちは、動きとパワーの仕事を、


それぞれ過不足なくこなしている状態。
頑張ってないし、サボってない。ニコ


そんな「自然体」こそが、
最もパフォーマンスを発揮できる状態、
だったりするんですよね。


稲垣さんの記事を読んだら、
こんなふうなカラダのしくみについて、
なんとなく語ってみたくなってしまいました。音符”



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