今日はピラティスに関わる話のような、そうでないような、少々抽象的な話。
好きな方は好きだろうけど、マニアックすぎて「?」って方も多いかも。(^-^;)
でも、心と体のつながりとか、筋肉の役割分担の話とか、思考と体の癖の傾向とか、
そんな気づきをシェアしてみようかな、と思ったので、ま、書いてみますね。
実は昨日、今後の活動について、ふとひらめいたことがあったんです。
で、それをFacebookに書きかけたとき「ひらめいた」が「閃いた」って漢字変換されて、
なんか面白い漢字やなーって思って意味しらべたら、こんな意味が載っていて。
1 一瞬するどく光ること。 「ストロボの―」
2 ひらひらと揺れ動くこと。 「旗の―」
3 すばらしい考えなどが瞬間的に思い浮かぶこと。直感的な鋭さ。 「天才的な―のある作品」
「ひらめく」という言葉、私は3の意味でしか使ってなかった気がするんですが、
1や2の意味を読むと、“瞬間的なこと”だったり、“揺らぐこと”だったり、
なんとなく不安定な印象を受けました。
「ひらめき」って、
瞬間的に「パッ」と浮かび、すぐに消えちゃうようなもの
なんだな、って思いました。
「瞬間的」「不安定」という言葉から、ふと私が連想したのが
グローバルモビライザーという言葉。
これは筋肉を機能的に分類したときのカテゴリーの1つ。
ふふ。ピラティスインストラクター的発想すぎますね。(笑)
大きなパワーが出る。
でも持続力がない。すぐ疲れちゃう。
そして安定のためにはあまり役立たない。
「叫ぶ」筋肉、なんて喩えられたりもする。
グローバルモビライザーはいわゆるアウターマッスルで、
動くこと、力を発揮することが主な役割の筋肉たちのこと。
先日「太ももがスッキリした理由」という記事 の中でふれている
頑張り過ぎてるでしゃばり筋=「太ももを太くしてる筋肉」は
グローバルモビライザーだったりしますね。
一方、安定のための仕事をメインに請け負っているのが
ローカルスタビライザーで、いわゆるインナーマッスルです。
上記の「ささやく声と喩えられる」のがこの子たち。
正しい運動軸を保ったり、絶えず動きの調整を行なっていたりします。
ここで最初の「ひらめく」に話を戻すと、
「ひらめき」って行動のための大きなパワーになったりしますが、
そればっかりで動いちゃったら、きっと息切れしちゃうんだろうな、
なんて思ったわけです。
長期的に、安定的に活動し続けていくためには、
日々コツコツ、地味に見える仕事を丁寧に行なっていくことが大切。
「ひらめき」だけに頼って動いちゃだめなんですよね。
「ひらめき」に頼って動く「行動の癖」がついていたりすると、
アウターのグローバルモビライザーがでしゃばり傾向にあったり、とか、
もしかして身体的特長にも表れてきたりするんじゃない?な~んてことも、
なんとなく思ったりもしました。
私は結構そういう傾向が強いほうだと思うので すぐひらめきで行動しちゃう~
安定のためのローカルスタビライザーたちを活性化してくれる
ゆっくりとした深い呼吸を意識しながら行動していこう。。。
まさにコントロロジー(※)だよなー、なんて思ったりした今朝の“ひらめき”でした。(笑)
※コントロロジーとは「CONTROL+LOGY」=コントロールの哲学、という意味の
ジョセフ・ピラティス氏の造語。現在ピラティスと呼ばれているメソッドのことを
彼自身は「コントロロジー」と呼んでいたんですよ。