第1話 ルーツ | 第2話 はじまり | 第3話 最初の試練 | 第4話 挫折寸前 |
第5話 ボロボロなカラダ | 第6話 カラダが教えてくれたこと (この記事)
■休養と治療、そして復帰
私に下された診断は「変性腰椎すべり症」でした。
分離していなかったのは幸いでした。
私はエアロビクスのレッスンを全てお休みさせてもらい、3ヶ月間、治療に専念することに。
先輩インストラクターの紹介で私が受診した整形外科医院には、整体治療が併設されていて、
とにかく3ヶ月間、週に3回、整体治療に通うことになりました。
当時のティップネスは3ヶ月以上レギュラーレッスンから抜けると、再度オーディションを受験せねばならず、
あの過酷なオーディションをもう一度受ける羽目になることだけは何としても避けたかった私は、
絶対に何が何でも3ヶ月で治すんだ、って心に決めたんですよね。(笑)
カラダを休め、整体治療に専念することができたおかげで、前へすべっていた私の腰椎(4番・5番)は、
3ヶ月後に再びレントゲン撮影したときには、ほとんど気にならないところまで回復することができ、
無事、エアロビクスレッスンに復帰することができました。
腰痛がなくなったり、足のしびれがなくなったりしたのはもちろんのこと、背骨のゆがみも改善し、
インストラクターデビューして初めて、カラダがラク!という状態を取り戻すことができたんです。
復帰してからも定期メンテナンス的に整体には通い続けました。
ところがその後しばらくして、再びガッツリお世話にならなければならない事態に襲われます。
■カラダが教えてくれたこと
当時ひとり暮らしをしていた私。
出勤しようと玄関で靴を履こうとカラダを前にかがめたとたん、グキッ
![∑!!](https://emoji.ameba.jp/img/user/re/red-enka/59896.gif)
腰に激痛が走りました・・・なんとギックリ腰
![がーん](https://emoji.ameba.jp/img/user/fr/from-mongolia/916232.gif)
「腰」という文字は「にくづき」に「要(かなめ)」と書きますが、
このときほど腰はカラダの要なんだってことを思い知らされたときはありません。
特に実感したのは、ごはんを食べる、顔を洗う、などの当たり前の日常動作。
とにかくカラダを“立てて”いるときは、腕の支えがないと激痛が走ります。
カラダは腰が支えているんだ、ってことを私は自分のカラダから教わりました。
冒頭の説明文の中に
「椎間板の老化による不安定性が原因でずれたものを「変性すべり症」と呼びます」
とありますが、私は20代のエアロビクスインストラクター、「老化」ってことはないわけで。
ただし「椎間板の不安定性」が要因となっていたことは明らかです。
もしかしたら「老化」しているのと同じくらいに、腰椎を支える深層の筋肉が未発育だったのかも・・・
そして、そんな状態で激しい運動を繰り返していたことがすべり症へとつながったのでしょう。
整体治療で椎体のズレが改善され、症状はおさまったものの、
その要因となっていた腰椎をサポートするコアの筋力のなさから、
再びギックリ腰を患ってしまった私。
その後もだましだまし腰をかばいながらレッスンを続けていた私を、
本当の意味で腰痛から解放してくれた「ピラティス」と出会うことになるのは、
それからもうしばらくあとのことでした。
つづく。。。
![1412164779923.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20141002/08/ariku-pilates/a9/de/j/t02200220_0640064013084849150.jpg?caw=800)
エアロイントラ時代の先輩や仲間たちとの懐かしいショット。
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きっと3ヶ月の休養期間は皆さんにレッスン代行をお願いしたりして
たくさん助けていただいたんだろうなと思います。