55歳の釣り好きの夫
ここ数年は釣りをやめていたが
半年前からその趣味を再開したらしい
「毎週土曜日の夜中から出かけて
日曜の夜に帰ってくるんです。」
主婦B子さん(50歳)は釣りぐらいならと
何もとがめる事はしなかったとおっしゃった。
「まっ、釣りぐらいは健康的でいいですよね。」
エンジェル山崎も同感した
「でもね~なんか変なんです。釣りに行くと言って
魚を持って帰らないのはいいんですけど
あの・・・なんて言うんでしょう・・・
独特の魚の生臭さが全くなくてね。」
とB子さんは首をかしげた
「それってタオルも衣類も生臭い匂いが全くしないんですか」
「そーなんですよ。で・・・嫌味っぽく『また今日もぼうず??』って
言った時に限って翌週は、沢山魚を釣ってくるんですね・・・」
釣りをされる方はご存知のように
そんな自由自在にお魚が釣れるわけはない
自家用車を旦那と共有して使っているB子さんが
釣りに出かける前日に車のメーターを戻してみた
「今日は遠出やからもう行くで。」
と・・・また土曜日の夜に張り切って出掛けた旦那。
いつものように、日曜日の遅い時間に魚と共に帰宅した
「それがね、山崎さんさぞや遠くに行ったのかと思って
次の日にメーターを見たら、10キロも走ってないんですね
どう考えても遠くに行ってるとは思えないんです。」
B子さんは困惑した様子で話を続けた。
「どうせ聞いても言わないだろから携帯をチェックしてみたんです。
そしたらね・・・家を出た途端にどこかの会社?に電話してるんですけど
土曜日の夜に仕事関係の人に電話するって変じゃありません」
「発信名が会社名だったんですか」
「はい。そうなんです。」
「その電話番号は控えてますぅ」
「もちろんですかけてもみましたが全くでないんですよ・・・」
「とりあえずはその電話番号に電話を何度かしてみて
男か女かが分かるだけでも収穫ですっ」
しばらくは様子を見るという事で
事務所を後にしたB子さんは
1週間後に再びエンジェルにやってきた
「山崎さんっ呆れましたやっぱり主人は
浮気するために嘘ばっかりついてました」
B子さんの話によると・・・
お決まりの土曜日の夜に
「釣りに行く。今日も遠出や。」
と言っていつものように出かけたそうです。
翌朝、B子さんは旦那の愛犬ジョン(ゴールデンレトリバー)
を散歩に連れて行くために
近くの河川敷まで足を伸ばすことにした
嬉しそうにあちこち匂いを嗅ぎまわるジョン。
大きいので引きずられるように歩いていると
いきなり強い力でB子さんを振り切り走り出した
「あっ」
リードが手から離れたB子さんは
後を追って必死で追いかけた
ジョンはすごい勢いでどんどん走り
そして、河川敷で新聞を顔にかけて寝そべっている人に
いきなり飛びついたのである
尻尾をちぎれんばかりに振って喜ぶジョン。
飛び掛った相手は、なんとジョンの大好きなご主人様であった
「えっアンタここで何してんの
遠くに行ったんちゃうの」
「いや・・・気が変わったからここで釣りしとったんや・・・」
見渡すと釣竿のそばに女がいた。
しかし、こちらの状況を見て、そそくさと自転車に乗り逃げ出した
「今の・・・アンタの女ちゃうの」
「ちゃうって~オレひとりで釣っとったんや~」
しどろもどろの旦那をにらみ付け
いきなり携帯を取り上げた
「何すんねん」
B子さんは先週の夜に旦那がかけていた
会社名登録の謎の電話番号にリダイヤルした
プルル~すぐに繋がると、女性の声で
「大丈夫やったんっ」
と第一声が聞こえた。
浮気を確信したB子さんはブチ切れた
「大丈夫ちゃうから電話してんねんっ」
愛犬ジョンはご主人様の匂いを察知し
喜びで一目散に駆けつけたのだった。
『わんわんっ』
それに気付いた旦那は・・・
「ぎゃっジョンっ
」
走って逃げる事は出来ないとあきらめ
新聞を大きく広げて
寝ている他人を装ったのであるそらバレるゎ
ジョンはB子さんと旦那さんとの修羅場の最中も
笑顔いっぱい(犬も笑う)尻尾を振り続けていた
ジョンはご主人様想いの?よく出来た犬だった・・・
この話はエンジェル山崎の中でも非常に
印象深い話しなのと、愛犬家である山崎からすれば
動物の嗅覚はやはりすごいと思った
しかし女性の嗅覚もそれと同じく
ドえらくすごいと日々感心してしまう
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