【夕顔29】活用の出題される敬語☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【夕顔29】活用の出題される敬語☆

源氏物語イラスト解釈ですラブラブ

 

では今日も、一気に行ってみましょぉ~♪

ヽ(○・▽・○)ノ゙

 

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今回の源氏物語

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修法など、またまた始むべきことなど掟てのたまはせて、出でたまふとて、惟光に紙燭召して、ありつる扇御覧ずれば、

   上矢印

訳と内容が不明確の人は、まずイラスト訳からどうぞ☆
夕顔29のイラスト訳はこちら

 

 

 

これまでのあらすじ

 

天皇(桐壺帝)の御子として生まれ、才能・容姿ともにすぐれていたにもかかわらず、亡母(桐壺更衣)の身分の低さにより臣籍降下して源氏姓を賜った光源氏

ただ今、「4.夕顔(ゆうがお)」の巻です。源氏が新たな恋人、六条御息所の所に通っていた夏の頃の話。源氏の従者である惟光の母は、光源氏の乳母でもありました。この乳母が病に臥して尼になったため、源氏は五条まで見舞いに出かけます。その家の門が開くのを待つ間、光源氏は夕顔の花が咲く、わびしいたたずまいの隣家に目をとめます。その花を一房取ってくるよう従者に命じると、その隣家から女童が出てきて、これに花を載せて持って行くようにと、香をたきしめた扇を差し出しました。それから、尼となった大弐の乳母を見舞います。

 

「空蝉」の巻 をはじめから読む⇒

『源氏物語』の登場人物はこちら⇒

『源氏物語』の目次一覧はこちら⇒

 

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入試で出題される☆ 敬語の活用

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今回は、尊敬語がたくさん出てきてますよね~!

 

尊敬語は、敬意の方向がカンタンなので、

あまり出題されることはないと思って

スルーする受験生もいるかもしれませんが、

 

敬語の意味

活用の種類と活用形

 

あたりは、けっこう大学入試で出題されるので、

注意してくださいね♪

(o^-')b

 

 

では、今回出て来た敬語で見て見ましょう!

 サゲサゲ↓  サゲサゲ↓

【宣はす(のたまはす)】

(自動詞:サ行下二段活用)

仰せになる。おっしゃる《「言ふ」の尊敬》

 

【召す(めす)】

(他動詞:サ行四段活用)

①お呼びになる《「呼ぶ」の尊敬》

②持って来させなさる《「取り寄す」の尊敬》

③召し上がる《「食ふ」「飲む」の尊敬》

④お召しになる《「着る」の尊敬》

⑤お乗りになる《「乗る」の尊敬》

 

【御覧ず(ごらんず)】

(他動詞:サ行変格活用)

ご覧になる《「見る」の尊敬語》

 

 (『Weblio古語辞典』より)

 

 

 

ほんとかなぁ~?

ε=ε=ε= ヾ((ノ゚⊿゚)ノ

 

 

修法など、またまた始むべきことなど掟てAのたまはせて、出でたまふとて、惟光に紙燭B召して、ありつる扇C御覧ずれば、


問)傍線部ABCもとの動詞活用の種類をそれぞれ答えよ。

 

 

 

 

 

 

で、できます?

 

滝汗  滝汗  滝汗

 

 

 

 

 

敬語の場合は、

単に古語の意味だけでなく、

 

もとの動詞

敬語の種類

 

…も、しっかりと押さえておく必要があります。

(σ・∀・)σ

 

 

 

今回のABCは、

 

すべてサ行の動詞ですが、

活用が違います!!

 

 

 

なので、

 

活用の種類

 

も、あとのつながりなども鑑みながら、

きちんと押さえるようにしましょう。

(▰˘◡˘▰)

 

 

 

 

 

 

解答

A:「言ふ」・サ行下二段活用

B:「取り寄す」・サ行四段活用

C:「見る」・サ行変格活用

 

 

 

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