源氏イラスト訳【夕顔28】おし拭ひ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔28】おし拭ひ

おし拭ひたまへる袖のにほひも、いと所狭きまで薫り満ちたるに、げに、よに思へば、おしなべたらぬ人の御宿世ぞかしと、尼君をもどかしと見つる子ども、皆うちしほたれけり。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

【源氏物語イラスト訳】

 

 

おし拭ひたまへるにほひ

訳)涙をぬぐいなさった匂い

 

 

いと所狭きまで薫り満ちたる

訳)とても辺りいっぱいになるまでよい香り満ちているので

 

 

げによに思へおしなべたら御宿世ぞかし

訳)なるほどまったく考えてみる並々ではないご宿命であったのだね

 

 

尼君もどかしつる子ども、皆うちしほたれけり

訳)尼君批判めいて見てい子供たちは、皆涙で袖を濡らし

 

 

【古文】

おし拭ひたまへるにほひいと所狭きまで薫り満ちたるげによに思へおしなべたら御宿世ぞかし尼君もどかしつる子ども、皆うちしほたれけり


【訳】

涙をぬぐいなさった匂いとても辺りいっぱいになるまでよい香り満ちているのでなるほどまったく考えてみる並々ではないご宿命であったのだね尼君批判めいて見てい子供たちは、皆涙で袖を濡らし

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【おし拭(のご)ふ】

■【たまへる】

※【たまへ】

※【る】

■【袖(そで)】

■【の】

■【にほひ】

■【も】

■【いと】

■【所狭き】

※【所狭し(ところせし)】

■【まで】

■【薫(かを)り】

■【満ち】

※【満(み)つ】

■【たる】

■【に】

■【げに】

■【よに】

■【思へ】

■【ば】

■【おしなべ】

※【おしなぶ】

■【たら】

■【ぬ】

■【人】

■【の】

■【御】

■【宿世(すくせ】

■【ぞかし】

※【ぞ】

※【かし】

■【と】

■【尼君(あまぎみ)】

■【を】

■【もどかし】

■【と】

■【見】

■【つる】

■【子ども】

※【―ども】

■【うち―】

■【しほたれ】

※【しほたる】

■【けり】

 

重要古語一覧はこちら

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

長いっ? ごめんねっ;;

(;゚;∀;゚;)

 

「おし拭ふ」や「うちしほたる」など、

涙を連想させるワードが入ってますねっ☆

こういうのをイラスト訳で浸透させていきましょう。

(▰˘◡˘▰)

 

 

 →今回のイラスト解釈はこちら

 →今回の重要古語はこちら

 


過去記事は、目次から検索してネ♪


 

>>次へ