源氏イラスト訳【夕顔10】かの白く咲ける
「かの白く咲けるをなむ、夕顔と申しはべる。花の名は人めきて、かうあやしき垣根になむ咲きはべりける」
と申す。
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【源氏物語イラスト訳】
「かの白く咲けるをなむ、夕顔と申しはべる。
訳)「あの白く咲いている花を、夕顔と申します。
花の名は人めきて、
訳)花の名は人のようであって、
かうあやしき垣根になむ咲きはべりける」と申す。
訳)このようにみすぼらしい垣根に咲くのでございますなあ」と申し上げる。
【古文】
「かの白く咲けるをなむ、夕顔と申しはべる。花の名は人めきて、かうあやしき垣根になむ咲きはべりける」
と申す。
【訳】
「あの白く咲いている花を、夕顔と申します。花の名は人のようであって、このようにみすぼらしい垣根に咲くのでございますなあ」と申し上げる。
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■【かの】
■【白く】
■【咲け】
■【る】
■【を】
■【なむ】
■【夕顔(ゆふがほ)】
■【と】
■【申し】
※【申(まう)す】
■【はべる】
※【はべり】
■【の】
■【は】
■【人めく】
■【て】
■【かう】
■【あやしき】
※【あやし】
■【垣根(かきね)】
■【に】
■【なむ】
■【はべり】
■【ける】
■【と】
■【申す】
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☆本日の『源氏物語』☆
やっと出てきました!
「夕顔」の名前!!
ヽ(゚◇゚ )ノ☆
人めいた白い花――
しかし、こんないやしい場所に咲いているのですね。
そして、あの女も……
(▰˘◡˘▰)