源氏ｲﾗｽﾄ訳【夕顔１】六条わたりの
六条わたりの御忍び歩きのころ、内裏よりまかでたまふ中宿に、大弐の乳母のいたくわづらひて尼になりにける、とぶらはむとて、五条なる家尋ねておはしたり。
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【源氏物語イラスト訳】
六条わたりの御忍び歩きのころ、
訳）六条辺りのお忍び通いの頃、
内裏よりまかでたまふ中宿りに、
訳）宮中からご退出なさる途中の休憩所に、
大弐の乳母のいたくわづらひて尼になりにける、
訳）大弍の乳母がひどく病んで尼になってしまったのを、
とぶらはむとて、五条なる家尋ねておはしたり。
訳）見舞おうと思って、五条にある家を訪ねていらっしゃった。
【古文】
六条わたりの御忍び歩きのころ、内裏よりまかでたまふ中宿りに、大弐の乳母のいたくわづらひて尼になりにける、とぶらはむとて、五条なる家尋ねておはしたり。
【訳】
六条辺りのお忍び通いの頃、宮中からご退出なさる途中の休憩所に、大弍の乳母がひどく病んで尼になってしまったのを、見舞おうと思って、五条にある家を訪ねていらっしゃった。
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■【六条】
■【わたり】
■【の】
■【御】
■【忍び歩（あり）き】
■【の】
■【ころ】
■【内裏（うち）】
■【より】
■【まかで】
※【まかづ】
■【たまふ】
■【中宿（なかやど）り】
■【に】
■【大弐（だいに）の乳母（めのと）】
■【の】
■【いたく】
※【いたし】
■【わづらひ】
※【わづらふ】
■【て】
■【尼（あま）】
■【に】
■【なり】
■【に】
■【ける】
■【とぶらは】
※【とぶらふ】
■【む】
■【とて】
※【と】
※【て】
■【五条】
■【なる】
■【尋（たづ）ね】
■【て】
■【おはし】
※【おはす】
■【たり】
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「六条わたり」――。
いきなり、かの有名な「六条御息所」の叙述から
はじまった、『源氏物語』第四帖「夕顔」の巻☆
！∑(ﾟДﾟ)
前回の空蝉への恋慕はどこへやら…＞＜；
まあ、これが光源氏なのですが…。
(;ﾟ;∀;ﾟ;)
