【帚木2-③】古文単語「いとど」とは? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木2-③】古文単語「いとど」とは?

こんばんはラブラブあいです。

 

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■【いとど】…ますます

■【かかる】…このような

■【好きごと】…色恋沙汰

■【~ども】…数々の~(複数)

■【末の世】…後世

■【軽びたる名】…軽薄だという浮き名

※【軽ぶ(かろぶ)】…軽薄である

※【たる】…完了(存続)の助動詞「たり」の連体形

■【や】…【強調】の係助詞

■【む】…意志の助動詞「む」の連体形

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さて今日は、「いとど」についてです☆

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「いとど」は、【桐壺】でも、何度も出てきていましたが、

あえてピックアップしておりませんでしたので、

今日は重要古語として取りあげますっ♪

ヾ(@^(∞)^@)ノ

 

※もぉ~最近記事が多くなってきて、何を取りあげたか忘れちゃってるので、重なってたら逆に教えてくださいね^^;


 

いとど」とは、「いと(=とても」を重ねた、「いといと」が略化されてできた言葉だといわれています。

 


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いと(=とても」なので、

いといと(=とてもとても

 

よって、程度がさらにはなはだしい意をあらわします。

(o^-')b


 

程度がさらにはなはだしくなるということは、

前述された状況の、その上にさらに状態が加わる、という意味にもとれます。


 

【いとど】

①ますます、さらにいっそう

②その上~までもが加わって


 

根本は同じですので、文脈によって、訳しかたをアレンジしたいところですね♪

(o^-')b

 

 

☆その他の重要古語☆
「かかる」についてはこちら→

「好きごと」についてはこちら→

「たり」についてはこちら→

「や」についてはこちら→

「む」についてはこちら→

重要古語一覧はこちら

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【今日の源氏物語】

いとど、かかる好きごとどもを、末の世にも聞き伝へて、軽びたる名をや流さむと、

     アップ

今回の「いとど」、この文末まで解釈ができたら、

どう訳すか、どこにかかるかを、もう一度考えてみてくださいね♪

 

 

 

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【帚木2-②】イラスト解釈