【桐壺176-③】古文単語~「いはけなし」☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺176-③】古文単語~「いはけなし」☆

こんばんはラブラブあいです。

 

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■【いはけなし】

■【おはします】

■【~し(き)】

■【見たてまつる】

■【ほの】

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今日はこの中から、

「いはけなし」についてお話しします。

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「いはけなし」とは、「稚けなし」という漢字をあてます。

 

この漢字だけで、なんとなくイメージできますよね♪

 

【いはけなし】

いかにも幼い、あどけない


 

ここでちょっと疑問?ε=(。・д・。)

 

「○○なし」とあるので、「~が無い」というイメージが重なってしまうと思うのですが、

 

「○○なし」と「無し」は、関係ありません。


 

今でも、「あどけない」「だらしない」などという形容詞があります。

これは、「どうしようもない」「またとない」などとは違い、

「無い」という言葉とは関係ありません。


 

「~なし」は、形容詞や名詞の語幹などに付けて、
~の状態である」の意の形容詞を作ります。


 

こういう形容詞、他にもいっぱいありますよ!

 

「しどけなし」「やむごとなし」「いとけなし」「はしたなし」「おぼつかなし」「ゆくりなし」


 

しかし、中には「~無し」という意味から派生したものもあるのでご注意ください。

 

「びんなし」「わりなし」「あやなし」「まさなし」「くまなし」「になし」「こころもとなし」「あへなし」


 

また、「汚し」や「大人し」等、「なし」とは関係のない形容詞もあります;;

!(´Д`;)


 

量が多いので、あまり深く追究せずに、

出てきたものから、文章ごと覚えていきましょうね

(o^-')b

 

◇今日の古文単語◇

「いはけなし」は、「稚け」という語幹に、【~の状態である】意の「~なし」がくっついた形☆


 

☆その他の重要古語☆
「おはします」についてはこちら→

尊敬・謙譲についてはこちら→

「き」と「けり」の違いはこちら→

重要古語一覧はこちら

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【古文】

いはけなくおはしましし時より見たてまつり、今もほの見たてまつりて、

     アップ

今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?

難しいようなら、もう一度イラスト訳を復習してね♪

 

 

【桐壺176-①】イラスト訳

【桐壺176-②】イラスト解釈


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あいでしたラブラブ