【桐壺162-③】古文単語~「めづ」☆
こんばんはあいです。
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■【御子】…ここでは光の宮のこと
■【あはれなり】…しみじみと情感深い
■【たまへり】…~なさった(完了)
■【限りなう(限りなし)】…この上なく
■【めで(めづ)】…ほめる、賞賛する
■【~たてまつる】…~申し上げる
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今日はこの中から、
「めづ」についてお話しします。
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「めで」は、
「花をめでる」などと、現代でも使う動詞です☆
しかし、古文では、終止形は「めづ」☆
めで/めで/めづ/めづる/めづれ/めでよ
と、下二段活用をします!
ところで、この「めづ」という動詞。
現代のように、単なる「ほめる・賞賛する」だけではなく、もう少し幅広く押さえておきましょう♪
↓ ↓
「愛づ」は、美しさ、良さ、かわいらしさなどに強く心惹かれる、という意味。
その対象によって、いろいろと訳出が分かれます。
【めづ(愛づ)】
①すばらしさに心惹かれる
②ほめる、賞賛する
③かわいがる、夢中になる
「めづ」る対象に対して、
そして、その対象のすばらしさに対して、
②ほめる、賞賛する
という、現代の意味となります。
また、「めで」る対象がかわいらしいものや愛する人の場合、
③かわいがる、夢中になる
などの訳出にもなります。
現代の「花をめでる」などの表現にも、どの意も通じると思います♪
(o^-')b
【めづ】は「愛づ」と書き、
「めでたし」にも通ずる、
プラスイメージの古語ですよ♪
☆その他の重要古語☆
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【古文】
御子もいとあはれなる句を作りたまへるを、限りなうめでたてまつりて、
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、もう一度イラスト訳を復習してね♪
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あいでした