【桐壺2-③】品詞の理解
おかえりなさい あいです。
ひとくちに古典単語といっても、動詞・形容詞・副詞など、種類はさまざまです><
今回出てきた重要古語は、次の2つ☆
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【本日の重要古語】
■ めざまし
■ たまへり
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2つなので、ちょっとだけ詳しく説明を加えておきますね(o^-')b
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「めざまし」は、文中で「めざましく」などと変化する、用言(活用する語)と呼ばれるものです。
「めざましく」くらいなら、もとの形がわかるので、辞書でも調べやすいけど、中には、ごろっと形が変わるものもあるから、厄介です
EX.「すごし」→「すごく」 「寝(ぬ)」→「寝(ね)」「寝る(ぬる)」etc
だから、古典の最初に、ワケのわからない文法事項を、延々と覚えさせられるんですよね!(´Д`;)
いや、けっして文法丸暗記を否定してるわけではありません。
それで古典が嫌いにならなければ、どんどん暗記してくださいね♪
でも、あいの部屋では、効率の悪い丸暗記ではなく、「古典の体得」をコンセプトにお話していきます!
よって、「めざましき」とか「めざましく」とかいう形で出てきても、重要古語【めざまし】に、ぴゅっと結び付けられたらいいのです♪
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「たまへり」は、前回出てきた「たまふ」という動詞に、完了の助動詞「り」がついた複合語です。
なぜ「たまふ」じゃなく、「たまへ」と言う形になるのかというと…、これも、動詞の活用と接続とを、1からきちんと学習すれば理解できます。
そういうことは、古典の授業中に、いやというほど練習させられると思います(-c_,-。)
ですが、あいの部屋では、「…たまへり」とか「…たまへる」とか文中に出てきた場合、【…ていらっしゃる】という雰囲気で訳出すればいいというふうにだけ、押さえてみてください。
そのうち、古文が面白くなってきたら、文法のほうも、すんなり入っていくでしょうから(*^_^*)ノノ
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【本日の重要古語】
■ めざまし…目がとびでるほど~
(良い意味)目が覚めるほど美しい
(悪い意味)目に余るほどひどい・不快だ
■ たまへり…~ていらっしゃる
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今回出てきた重要古語を、原文に反映させてみてください!
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
【原文】
はじめより我はと思ひ上がり たまへる御方がた、めざましきものに
おとしめ嫉(そね)みたまふ。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
なんとなーく、雰囲気がつかめましたか(*^_^*)?
ではでは。 おつかれさまでした
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