【桐壺2-②】解釈～嫉妬①
おはようございます
あいです。
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【原文】
はじめより我はと思ひ上がり たまへる御方がた、めざましきものにおとしめ 嫉（そね）みたまふ。
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はじめより
訳）入内当初から
※入内（じゅだい）＝内裏（宮中）へ入ること
おひな様の男人形のことを、「お内裏さま」といいますよね。
「内裏（だいり）」とは、お内裏さま（＝帝）のいる場所のこと。。。
要するに、宮中とか、朝廷、大奥みたいなものを想像して下さい♪
これからも、「入内（じゅだい）」という言葉をちょくちょく出すので、
読みも含めて 覚えておいてくださいねヾ(＠^▽^＠)ﾉ
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我は！と思い上がりたまへる御方がた
我こそは！ 私が一番よっ！
「思い上がり」というのは、悪いニュアンスに聞こえるけれど、
この世界では、お姫さまたちは、気位高く育てられます。
「我は！」というのは、「オレさま」的ナルシスト発言ではなく、
「私が頑張らなくちゃ
」というプレッシャー。
気位高くていらっしゃるからこそ、
絶対に、負けられないΣ∑(ﾟДﾟ)
な・の・に
帝は、桐壺更衣ひとりを愛してしまいました…。
「私より、身分の低い彼女を…(`・д´・ ；)！！」
じとぉ～| 壁 |дθ!!)
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ところで…
「我は、と思ひ上がりたまへる御方々」とは、
いったい誰のことでしょう…(･_･ 三･_･)？
文脈から考えると、思い上がってるんだから、
桐壺更衣より身分の高いお姫さま？？
(´Д｀；)
ではここで、帝の妃の身分について、
見てみたいと思います！
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～帝の奥様☆ベストランキング～
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☆第1位☆
帝の第１妃ですヾ(＠°▽°＠)ﾉ
※でも、源氏物語では、冒頭で「女御・更衣あまたさぶらひ…」と
あるので、「中宮」は、まだいらっしゃらないようですね。
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☆第2位☆
「中宮」がいない場合は、女御が１番の妃になります。
この身分になるのは、お父さんが大臣クラスのお方のみです！
なので、今回の、「我はと思ひ上がりたまへる」お方がたのご身分は、
「女御」と考えて、間違いないと思いますっ(o^-')b
ちなみに「御方がた」とあるから、１人ではなく何人かいるようです。
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☆第3位☆
帝の愛を一身に受けた桐壺更衣は、
まさにこの、３番目の身分なのですΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
女御たちをさしおいて、
帝にいちばん愛されている！(`・д´・ ；)
女御たちのプライドはズタズタ；；
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（原文）
はじめより我はと思ひ上がり たまへる御方がた、めざましきものにおとしめ嫉（そね）みたまふ。
（口語訳）
入内当初から、「我こそは！」と気位高く思っていらっしゃるお方たち（女御たち）は、桐壺更衣の事を、目に余るほど不愉快なものとして、見くだしたり、ねたんだりなさる。
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【今日の重要古語】
■ めざまし
■ たまへり
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それでは、いってらっしゃい
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