【桐壺146-①】年ごろ馴れ睦びきこえたまひつるを、…
【古文】
年ごろ馴れ睦びきこえたまひつるを、見たてまつり置く悲しびをなむ、返す返すのたまひける。
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年ごろ 馴れ睦び きこえたまひつるを、
訳)長年 仲むつまじくし 申し上げなさってきたのに、
見たてまつり置く 悲しびをなむ、
訳)見捨て申し上げる 悲しみを、
返す返す のたまひける。
【古文】
年ごろ 馴れ睦び きこえたまひつるを、見たてまつり置く 悲しびをなむ、返す返す のたまひける。
【訳】
長年 仲むつまじくし 申し上げなさってきたのに、見捨て申し上げる 悲しみを、繰り返し繰り返し おっしゃっていた。
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■【年ごろ】
■【馴れ睦ぶ(なれむつぶ)】
■【きこえ(きこゆ)】
■【たまひ(たまふ)】
■【つる(つ)】
■【たてまつる】
■【見置く】
■【悲しび】
■【なむ】
■【返す返す】
■【のたまふ】
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