東京行き前の最後の記事となります。29日あるいは30日まで記事更新をお休みさせていただきます。今回は土曜日の晩に発見した「超トクダネ」です!(^^♪
「斑鳩の里」は法隆寺を中心とする地域、「斑鳩寺」は聖徳太子ゆかりの寺院です。私は【斑鳩】という漢字に注目してみました。≪斑(まだら)の鳩≫と書きます。「斑の鳩?そんな鳩がいるんだろうか?」と疑問に思い調べてみましたら、「イカル」という鳥が語源だということがわかったのです。
イカル(Wikipedia)
イカル(鵤、桑鳲)とはスズメ目アトリ科の鳥類である。木の実を嘴(くちばし)で廻したり転がしたりするため古くは「マメマワシ」や「マメコロガシ」、木の実を好んで食べるため「まめうまし」、「豆割り」などと呼ばれた。
イカル
イカルという名の由来は奈良県の斑鳩とも鳴き声が「イカルコキー」と聞こえるからとも言われるが、定かではない。また「イカルガ(斑鳩)」と呼ばれることもあるが厳密には「斑鳩」の文字を使うのは誤用であり、「鵤」は角のように丈夫な嘴を持つ事に由来する。(引用終了)
キヨスクのキャラクターにも使用されているイカル
しかし、イカルという鳥はハト科の鳥ではありませんでしたし、本当は【鵤】と書くのが正しいようです。ではなぜに【斑鳩】としたのでしょうか?
「まだらの鳩・・・【まだらボケ】【まだら模様】というように、鳩の時もあるしそうでない時もある?」
すると、イカルのwikiに記述されている≪聞きなし≫という言葉が気になりました。
聞きなし(Wikipedia)
動物の鳴き声、主に鳥のさえずりを人間の言葉に、時には意味のある言語の言葉やフレーズに当てはめて憶えやすくしたもの。意味のある言葉を当てはめる場合もあるが、広義には人間の言葉の発音に置き換えたものを指す。(引用終了)
(参考)聞きなし辞典
有名なのはウグイスで『ホーホケキョウ(法、法華経)』という聞きなしです。イカルは『月日星』という聞きなし?!『月日星、ホイホイホイ~』という聞きなしもあり、その鳥は【三光鳥】と呼ばれています。
三光鳥(Wikipedia)
三光鳥(さんこうちょう)は、日本の野鳥のうち、その囀声が「月・日・星」と聞きなしされることから呼ばれる鳥の通称。サンコウチョウ、イカルの二種類を指している。
三光鳥(サンコウチョウ)
「三光」とは日・月・星の三つの光を指します。三光鳥の鳴き声を聞いてみてください。聞こえるといえば聞こえます。「ホイホイホイ~」は可愛いですね~。(^^♪
橘寺の御守り(日月星と橘の絵柄)
上の画像は明日香村にあります【橘寺】の御守りです。なぜ知っているかといいますと、「【千と千尋の神隠し】から始まった時空の旅(3)」を読んでいただければお分かりになりますが、Mさんが4月に橘寺を訪問することになりましたので、秘書が当寺のことを調べていましたら、お守りに【日月星】が描かれていることを発見したからです。
この時3人とも異口同音に「ピンクで可愛いわね~。でもどうして【日月星】なんでしょう?」と疑問を述べておりました。ここでやっとその意味が判明したのですが・・・。
最後に、「北北西に進路をとれ、そして・・【時の船】」でご紹介しました高松塚壁画館前の石碑群です。これらの解説が書かれた写真を送ってもらいました。一部ご紹介します。
3枚の板石には、高松塚古墳から発掘された壁画を模しています。真ん中の板石の一方には男子像を刻み、その裏側に星を刻みました。
左側の板石には満月をくりぬき、見る人、見る場所により月は満ち欠けます。右側の板石には太陽を、裏面には女子像が刻んであります。
これらはいずれも、高松塚古墳の壁画の日像・月像・男子像・女子像・星宿図等を模しています。
花壇の四方にある色石は、東が青石(青龍)、南が赤石(朱雀)、西が白石(白虎)、そして北が黒石(玄武)として四神を表し、この花壇を守護しています。(引用終了)
古代の人々は未来の私たちに何を伝えたかったのでしょうか?そして、意外にも天皇皇后両陛下が初めて高松塚古墳を訪れたのは即位して28年目となる今年でした。暗号の仕掛け人たちはニッコリ微笑んでいるかもしれませんよ~♪
(過去記事)両陛下が高松塚古墳を初訪問ですって?
平成28年熊本地震と妙見信仰
【チーム・アグネス情報掲示板】
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