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今回の記事は、
本来は『君の名は。』を初めて観た、
2016年9月には執筆動機が生じていたが、
まとめに手間取っているうちに、
忘却の彼方となり、そのまま半年以上も放置。
『美女と野獣』鑑賞時に、
ようやく思い出し、
こうして記事になった。
順番を追って話すと、
公開から間もない『君の名は。』を、
混雑を承知でTOHOシネマズで見たのは、
諸事情で選択肢がこのシネコンしかなかったため。
でもって、新宿の上映時間を調べようと、
スマホでチェックしたら、
TOHOシネマズ公式アプリがあった。
これで調べて、
人気の新宿は、
差し迫る上映回はすでに満席と知り、
ならばと、まだ若干空席のあった日本橋に変更した。
でもって、本編上映前の予告や告知でも、
この公式アプリの宣伝があったが、
Yahoo!の映画レビューと連動していると聞いて、
釈然としないものを感じた。
東宝作品のYahoo!レビューが、
『ガッチャマン』(1.93点)や
『ルパン三世』(2.58点)や
『進撃の巨人』(2.22点)や
『ギャラクシー街道』(2.03点)のように、
低評価が集中した場合、
ここに挙げたタイトルの何本かでも実際にあった、
宣伝部の手下工作員による、不自然な高評価操作
が考えられる。
というわけで、
TOHOシネマズの公式アプリと連動したことで、
Yahoo!レビューも、ますます信用できないと肝に銘じた。
東宝とTOHOシネマズが信用おけないのは、
前にも色々と操作の企みがあったから。
2011年1月には、
値下げと称して、
割引制度を廃止する、実質値上げ計画を発表。
試験的に導入して、入場者が5パーセント減少し、
2011年11月には、取りやめを発表した。
映画の東宝本社の方も、
『永遠の0』が公開された当時は露呈していなかった、
原作者の人格的問題が明らかになっても、
いまだに『海賊とよばれた男』(2016/12/10公開)
でタッグを組み続け、
「政治家は欺瞞に満ちているけど、
それで仕方ない」
と現状を捉えるが、
そんな国民泣き寝入り意識を押しつける無責任さが、
なぜか高評価のポイントになっているらしい、
私の理解の範疇を越える
『シン・ゴジラ』とか、
観客をなめるのもいいかげんにしろと言いたい。
でもって、
『美女と野獣』をTOHOシネマズで観て、本編前のスポットを見て、
ホストは読みがザキヤマ(やまざきひろなり)と1字違いの山崎紘菜(やまざきひろな)。
↓長澤まさみ(左)と山崎紘菜(右)の新旧東宝シンデレラ。
山崎は身長171センチ。この写真からすると、公称168センチの長澤もほぼ同じ。
『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』(2017/3/11公開)
『春夏秋冬物語』(2017/4/8)と出演が相次ぐ。
TOHOシネマズの侵略計画が、
着々と進行中なのを知って、
「そうだ、あの記事書かなくちゃ」
と考えた。
シネコン飽和状態で、地方では競合で閉館も相次いでいる現状で、
総本山となる六本木は、
ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ(2003年4月25日 - 2004年9月)
→VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ(2004年9月 - 2006年4月3日)
→TOHOシネマズ六本木ヒルズ(2006年4月4日 - )
今や「いつでも空いている状態」らしいし、
(ラジオでアイドルの発言)
お台場のシネマメディアージュも閉館(2000/4/22 - 2017/2/23)、
↓たとえ一番近い入口でも、モノレール
↓こちらから入場したことは、一度もありませんでした。
ゆったりと広々としたスペースと言えば聞こえはいいが、
閑散という形容の方がしっくり来て、いつも空いていた印象。
後継にユナイテッドシネマが入った(2017/4/29日 - )というのに、
メインフロアは、メディアージュ時代と変わっとらんやないかーい!
TOHOシネマズはこりずに、
今後の都心オープンを着々と進めている。
TOHOシネマズ上野
現在の松坂屋上野店南館を建て替える形で建設される23階建の複合ビルの7 - 10階に入居する。2017年秋オープン予定。
TOHOシネマズ日比谷
「新日比谷プロジェクト」(仮称)の大規模複合ビル内に出店予定。11スクリーンの約2300席を新設し、隣接するTOHOシネマズスカラ座・TOHOシネマズみゆき座の2スクリーン・約800席を改装し一体運営となり、合わせて13スクリーン・約3000席で、2018年オープン予定。
TOHOシネマズ池袋
旧豊島区役所庁舎・豊島公会堂跡地に新設される「Hareza池袋」のオフィス棟の2 - 6階に入居する。2020年夏開業予定で、10スクリーン・約1700席を予定している。
上野と、
1954年から2003年まで上野東宝劇場と上野宝塚劇場を運営。
日比谷は、
ありし日の日比谷映画。このたび引退を発表した、アラン・ドロンの『友よ静かに死ね』(1976)を観た。
伝統的に東宝が根城にしていた古い映画館事情もあり、
みすみす他社経営のシネコンに進出されるぐらいなら、
という戦略もわかるが、
池袋には東宝直営の映画館がない状態が長く続き、
ヒューマックスシネマが東宝系作品を公開している。
1967年10月:池袋地球会館(後のヒューマックスパビリオン南池袋)落成。
1985年12月:池袋劇場を改装し、池袋ジョイパックビル3(後のヒューマックスパビリオン池袋サンシャイン60通り)とする。
1998年4月10日:池袋ジョイシネマ1・2・3を閉館。
2000年7月8日:池袋HUMAXシネマズ開館。当初は4スクリーンであったが、
2014年3月21日に6スクリーンとなる。
池袋と言えば、
本格最新仕様の、ホンモノIMAX館が入る、
これがオープンしたら、
どうせヒューマックスで東宝系作品を観る人なんて激減するから、
だったら、満席続出で新シネコンからあぶれた客を、
自社経営のTOHOシネマズを新設して、
ちゃっかりおこぼれに預かろうという魂胆らしい。
それが証拠に、サンシャイン系シネコン(本物件)と、
TOHOシネマズの位置(豊島区庁舎等跡地)は、ほんの目と鼻の先である。
この戦略はちょうど、
「日本初のシネコン」チネチッタが君臨する
1987年に、これまで別個の建物だった複数の映画館を1つに収容したビルを建設し、チネチッタと改称、現在のシネマコンプレックスに近いものとなった。
チネチッタが開館した直後からそう呼ばれていたわけではないが、株式会社チッタエンタテイメントの公式サイトでは「日本初のシネマコンプレックス」としている。
川崎駅の反対側(西口)に、
109シネマズ川崎が、
2006年9月28日に、ラゾーナ川崎プラザ内に開館。
2009年6月19日からは、IMAXデジタルシアターを導入したこともあり、
観客の流れは完全に変わってしまったようだが、
109オープンの3年前のに2003年9月12日に、
TOHOシネマズ川崎がオープンしたのは、チネチッタ側の川崎駅東口、
川崎DICE内で、その規模からも、
青枠がTOHOシネマズ川崎、
赤枠がチネチッタ。
チネチッタとの直接競合は避けていたのと、よく似ている。
また、TOHOシネマズ池袋は、
封切り大作では、となりの設備超充実の、
サンシャイン系新館に勝てっこないので、
アート系や名画座系で差別化を図るらしい。
この戦略はちょうど、
駅からかなり離れた立地(錦糸町ショッピングモール オリナス内)に開館(2006/4/20)当初は、
駅前に以前よりあった、楽天地シネマズ錦糸町(錦糸町シネマ8楽天地)と上映作品を棲み分けていたのと、通じるところがある。
老舗に遠慮してのことかと思ったが、
改めて調べてみたら、
駅前の映画館は、1937年に建設された江東楽天地の、
江東劇場・本所映画館・リッツ劇場・キンゲキの映画館4館が出発点。
「駅ビルきんし町」時代の映画館内訳。
1972年3月12日公開の「東宝チャンピオンまつり」上映時の江東劇場周辺。
1981年から1986年にかけて再開発を行い全面改築。
1999年7月、それまで運営していた映画館「江東劇場」「本所映画」「リッツ劇場」「キンゲキ」「錦糸町スカラ座1・2」を8スクリーンのシネマコンプレックス方式に改装し「錦糸町シネマ8楽天地」としてリニューアルオープン。
2006年4月、TOHOシネマズ錦糸町のオープンに伴い、楽天地シネマズ錦糸町に改称。4スクリーンに縮小して現在に至る。
でもって、TOHOシネマズ錦糸町の方も、
経営と運営は、駅前シネコン4スクリーンと同じ、
株式会社東京楽天地なんだとか。
知らなかったよ…。
最後はまたしても話が脱線したが、
とにかく
私は東宝のやることには、
「企画」のことごとくが、
「企(たくら)み」、「企(くわだ)て」にしか思えないので、
どうにも信用おけない気持ちが拭えない。