〈その3〉
大々的に展開していた
『宇宙戦艦ヤマト2199』
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バンダイビジュアル (2012-05-25)
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ここの展示スペースに、1974年の第1作「宇宙戦艦ヤマト」初放映当時、
テレビランドに連載され、
↑通常号の74年11月号から75年3月号までの5回連載。
↓75年2月(新年)特別増刊号(左)に、外伝的な一篇(中)が別掲載され、
↑これだけは「ハイパーホビー」誌2012年7月号(右)に復刻掲載された。
HYPER HOBBY (ハイパーホビー) 2012年 07月号 [雑誌]
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徳間書店 (2012-06-01)
公式には、1度も(全ページは)復刊されていない、
聖悠紀のヤマトの複製原画が展示されていた。
(※撮影禁止だったので、現物の写真はありません)
展示されていたのは生原稿ではなく、モノクロフィルム化され、黄色く変色した紙を模した「芸コマな」台紙に重ねられて、古い原稿っぽさを再現したもので、当然のことながら文字は載っかっていない。
そこには薄い緑の文字でうっすらと、「少年画報社」の文字が。
テレビランドは徳間書店。
なのにどうして、少年画報社?
経緯は以下の通り。
まずはこちら。
…と手抜きせずに要約すると、
「宇宙戦艦ヤマト」のマンガと言えば、
松本零士版と
宇宙戦艦ヤマト (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)
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松本 零士
秋田書店
秋田書店
ひおあきら版は、
何度も再刊され続けてるのに、
聖版は長年、未復刻。
故西崎Pが、アニメにも松本版にも準じていない聖版をきらって、再公開を禁じた。
んだけど、原稿は(なぜか)Pが所有し、ヤマト展などで一部公開されてたらしい。
ところがP生前の2007年頃、生原稿が、なぜかまんだらけに流出。
離合集散をくりかえすヤマト関連会社の元社員が、横流ししてしまったらしい。
この散逸を恐れて、大半を買い取って回収したのが、
聖先生が最もつきあいの長くて深い、少年画報社。
で、Pは2010年に他界し、
現在『2199』のクリエーター陣には、
聖版ヤマトのファンが多く、
もはや松本デザインと決裂しなければならない事情も重なり、
急遽、聖版に陽の目があたることになった。
実際、「2199」の主要キャラには、
聖版の面影が残っている。
「2199」のキャラを見て、
「これのどこが、古代(or 雪 or 沖田 or 島)やねん?」
と思った方の疑念が、少しは晴れましたでしょうか?
だから、「2199」発進イベントでも、この複製原画は展示され、
今回のワンフェスで、2度目のお目見えとなったわけです。
ところで聖版ヤマト全編は、こちらで閲覧できますよ。
おしまい。