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大晦日に再掲した
『12/20
※HER2陽性の転移性すなわちステージ4
3rdラインの臨床試験です
因みに標準治療の
1stラインは、
ハーセプチン+パージェタ+タキサン
2ndラインは、カドサイラ
ロシュ/中外さんの抗HER2薬に
大変お世話になります。
さらに因みにステージ3までの初期治療
の標準治療は
アンスラサイクリン
➡ハーセプチン+パージェタ+タキサン
➡ハーセプチン+パージェタ1年
やはり、ロシュ/中外さんの抗HER2薬に
お世話になります。
※私の初期治療時にはパージェタは未承認
でしたが、ハーセプチンに大変お世話になった
のだと、4年以上が経過した今は思います。
直近でご紹介した
で書いた通り、
乳癌のHER2陽性やトリネガの
術前化学療法でpCRしなかった場合、
予後が悪いので、
米国では、
HER2陽性の術後補助化学療法の
術後ハーセプチン1年に
引き続いて、ネラチニブの使用が
臨床試験の結果に基づき
承認されています。
が、日本では薬事承認されておらず、
保険診療で使用することができません。
4年前に比べて、ドラッグラグは
急速に短縮されてきていますが、
まだ、ドラッグラグはなくなった、
とまでは言えない状況ではあります。
ネラチニブも、転移性(ステージ4)の
3rdラインとしてだけでなく、
米国で承認されている術後補助化学療法
としての適応でも承認していただき、
特に、pCRしなかったHER2陽性、
中でもHER2タイプ
(ホルモン剤が使えない)
の、ハーセプチン+パージェタ後に
使えるようにしていただきたいなぁ
(その上で、統計を出してほしいなぁ)
と思います。
(後輩乳癌患者さんのために。
使いたくない患者は使わなければ
よいだけなので。)
なお、ネラチニブのように、
現在、ドラッグラグのある、
がん薬物療法の薬剤は127あります。
勝俣先生も、ツイッターで、
ドラッグラグは完全になくなってはいない
と呟いていらっしゃいました。
詳細は、
国立がんセンターのサイト
をご参照下さい。
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