堀日亨上人が纏められた「漫荼羅脇書」3
富士宗学要集 第8巻(昭和53年9月12日発行、創価学会版)より、堀日亨上人が纏められた「漫荼羅脇書等」での大聖人御筆漫荼羅を提示しています。
七、北山本門寺本末の分。
大聖人御筆漫荼羅の分。
1 建治二年太歳丙子二月日、(鉄砲漫荼羅と称す) 北山本門寺。
2 建治二年太歳丙子卯月日 同上。
3 建治二年太歳丙子八月十三日、(他筆)亀弥護りなり、 同上。
4 弘安三年太歳庚辰三月日、(他筆)石川新兵衛入道道念は日興が弟子なり仍て与へ申す所件の如し、 同上。
5 弘安三年太歳庚辰五月九日、比丘日禅に之を授与す、(御判の内に他筆にて)本門寺に懸け万年の重宝たるべし、(伯耆漫荼羅と称す) 同上。
6 弘安三年太歳庚辰十一月日、僧日崇に之を授与す(子安漫荼羅と称す) 同上。
7 弘安三年十一月日、比丘日法に之を授与す、(興師加筆)紀伊の国切目刑部左衛門入道之を相伝し子息紗弥日然に之を譲り与ふ、 佐渡世尊寺。
8 弘安四年太歳辛巳十月日、俗平太郎(判読)□□□、(他筆)紀伊の国切目刑部左衛門入道の息少輔房日然之を伝ふ、(別筆)稲守六郎に之を授与す、 北山本門寺。
(富要集8巻史料類聚215-6頁)
※大聖人直筆の御本尊は北山本門寺関連で8幅存在する。
八、西山本門寺の分。
大聖人御筆漫荼羅の分。
1 建治二年二月五日、(興師加筆)日興が祖父河合入道に之を与へ申す、(今切去りて無し)、(首題の下に)本門寺に懸け万年の重宝たるなり、(代師か加筆)入道の孫由井五郎入道譲り得る所なり大宅氏女の嫡子犬法師に之を譲り与ふ、 西山本門寺。
(富要集8巻史料類聚220-1頁)
※大聖人直筆の御本尊は西山本門寺で1幅存在する。
(項目文頭の半角算数字は編者が付けたもの)
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