・嘘のような本当の話
2020年11月17日号(火曜日) 『週刊少年マガジン』より
先週、少年マガジン連載の『ブルーロック』(原作:金城宗幸/漫画:ノ村優介/担当:T屋)がお休みでした。
‐朝鮮学校生徒のイラスト集38(漫画『ブルーロック』自キャラ置き換え)‐
本ブログ共同管理者で、漫画やイラストを制作している在日コリアンの強い要望(本作品の大ファン)で、「先生方が原稿を落とされたときは、必ず激励ツイートをしよう」という同意のもと、実際私ふーくんも読者の一人として、ひとつの徹底事項としてやらさせて頂いております。
タイトルから痛ましい限りですが、これは実際漫画を制作されている人なら、プロアマ問わず通関することでしょう。
もちろん、前者は「職業として」締め切りがある以上、精神的重圧は相当なものですが、なにより『体が資本』である漫画家にとって、そのコンディション如何によって「作品のクオリティ」にダイレクトに影響します。
実際友人が、集英社(ジャンプ)や講談社(マガジン)に漫画を持ち込み、そこで編集者の方々から直に聞いたお話によると、こと週刊連載の場合、1週間に20ページ仕上げなくてはならない(雑誌に載せるページ数)という、文字通りの“鬼ノルマ”が科されていて、作家は有無を言わさず物語を考え、それを紙の上で表現しなくてはならない事実に、友人は衝撃を受け、いかに自分の認識が甘かったと再確認したそうです。
これ実際に漫画を描けば分かりますが、1ページ1コマを描くにしても、とんでもない労力と時間がかかるんですよ。ゆえに1日8時間労働の基準では「到底仕事が終わらない」のです。
とりわけ、「線の一本一本」に神経を使う“ペン入れ作業”は典型例でしょう。
さらにそこに、スクリーントーンを貼って仕上げ(再度ベタ塗り)作業を施すとなると、おのずとその仕事量をうかがえるわけですが、いざ漫画を読む側となっては「そんなことは一切関係ない」というプロの厳しさが要求されるがゆえ、友人が3年前に電車の中で漫画雑誌を読む人の秒数を数えたところ、2ページ読むのに「10秒もかかっていない」事実を発見しました。
しかし世間がどんな認識を持とうとも、今回のブルーロック制作陣に贈る言葉は「ぜひともお体をご自愛ください」であり、常に最高のエンターテインメントを提供してくださる感謝は忘れません。
<参考資料>
・2020年11月17日号(火曜日) 『週刊少年マガジン』
・Youtube動画 『【漫画家残酷物語】「座りすぎて痔が爆発」1日19時間労働も…漫画家のリアルとは|#アベプラ《アベマTVで放送中》』
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