「けいおん!!」14話の感想【律ムギも良いけど澪もね!】
皆さん、こんにちは。
今日の記事は「けいおん2期」の感想です!第14話です!
テスト期間でブログ休止していたせいで、いつも以上に感想記事のUPが遅くなってしまいました(^▽^;)
今さら14話かよ!という感じなんですが、なんとか一話一話しっかりと消化してTBS本放送に追いついていきたいと思います。
気長にお付き合い頂ければ幸いです!(><;)
☆『けいおん!!』第14話「夏期講習!」の感想
脚本:花田十輝
絵コンテ:米田光良
演出:米田光良
作画監督:門脇未来
脚本は花田さんですね(^-^)/
アニメ2期では今のところ、第2話「整頓!」、第5話「お留守番!」、第10話「先生!」で脚本を担当。
したがって今回で4度目の担当が回って来たということになります。
いつも通り随所に器用さが感じられる巧い脚本でしたね。
絵コンテ・演出は米田さんですね(^-^)/
第8話「進路!」の絵コンテ・演出を担当。
アニメ2期で絵コンテ・演出を担当なさるのは今回が2回目です。
作画監督は門脇さんですね(^-^)/
前回の記事で書いたように、作画監督にはやはりローテーション制が導入されているみたいですね。
門脇さんはアニメ2期から作画監督を任されるようになった方で、今までの担当回は第2話「整頓!」、第8話「進路!」となっています。
この順番で行くと次の担当回は第20話ということになるはずww
■ストーリーの要約
夏休みのある日。
街の中で偶然出会った律とムギは、律の提案で一緒に遊ぶことになった。
ゲームセンターに行ったり、駄菓子屋さんで買い物したりするなど、二人で楽しい時間を過ごした。
その日の夕方、ムギは律に唐突にお願いをする・・・「私を叩いて!」と。
ムギは叩いたり叩かれたりするスキンシップに憧れているようだ。
律のサポートを受けながら、ムギは夏期講習の会場や部室でいろいろとボケて澪のツッコミを引き出そうと頑張るものの、結局は叩かれるという願いを達成することはできなかった・・・。
しかし、最後の最後で律のツッコミを引き出すことに成功!
ムギ本人にボケたつもりは決してなかったのだが、叩かれるという夢を叶えることができたので結果オーライだと言えるのかも。
該当する原作エピソード:3巻(79~84ページ)
■全体の感想
新OP&EDに関する感想は、
・けいおん2期の新OP「Utauyo!!MIRACLE」の感想!
・けいおん2期の新ED「NO,Thank You!」の感想!
こちらをご覧ください(^-^)/
はい、というわけで今回は待望の律ムギデート回だったわけですが・・・
いや~素晴らしかったです!(〃∇〃)
ムギの好奇心旺盛さにちょっと戸惑いながらもしっかりとエスコートしているりっちゃん最高!!
そして、一つ一つの出来事に心から楽しそうに目を輝かせているムギめっちゃ可愛い!!
という感じでしたね(〃∇〃)
しっかりと原作のストーリーをなぞりつつも、途中で夏期講習のお話などアニメオリジナルの要素をうまく絡めていましたね。
そのおかげで原作のエピソードにより奥行きを生み出すことに成功していたと思います。
演出面など細かい部分でケチを付けたい気持ちも実は多少あったりしますが・・・全体のストーリー展開は非常に良かったですよ!
第13話のように特定のキャラの視点に偏っていなかったのも好印象です。
律とムギだけではなく唯たちにもちゃんと出番が与えれていましたし、本当によくバランスが取れている器用な脚本だよなぁと感じました。
この完成度の高さなら、原作3巻を読んで今回の律ムギデート回を楽しみにしていたファンの大多数がきっと満足できたことでしょう!
あくまでコメディタッチのストーリーだけれども最後にはムギの夢が叶い、観終わった後にちょっと温かい気持ちになれる・・・そんな良いお話に仕上がっていましたね。
最初から最後まで、とにかくムギが可愛かったです!(*^▽^*)
アニメ2期になってからはアニメ1期のとき以上の大活躍がずっと続いているムギですが、こういうふうにちゃんとメインになっているお話が回って来たのは実は今回が初めてですよね。
まぁ、相変わらずムギにはモノローグが一切なかったので、ムギ視点のお話だったと言うよりはむしろムギをサポートしている律視点のお話だったかなという感じでしたがww
軽音部で2年半近くを過ごし、色々なことをみんなと一緒に体験して来たわけですが、お嬢様として育って来たムギにとって世界はまだまだ目新しい物・キラキラとした物であふれているようです。
私たちが常識だと思っているようなことや小さなことにでも楽しさを見つけ出し、そして夢中になれることにはとにかく全力を傾けチャレンジしようとする。
ムギのそんな真っ直ぐで一所懸命な姿は見ていてとても心地良いですよね!
私生活が未だにほとんど謎に包まれていたり、なぜか腕力がビックリするほど強かったりするなど、ミステリアスな部分も多い娘ですが、軽音部で見せてくれる表情には一切の裏表がありません。
ムギの幸せそうなあの笑顔には全く不純物が含まれておらず、とにかく100パーセント純粋です。
あぁ、この娘、今この瞬間が本当に心の底から楽しいんだろうなぁ・・・!!
私たち視聴者を有無を言わさずにそんな気持ちにさせてしまうパワーがムギの笑顔にはあると思います。
そして、それは「けいおん!!」のポジティブな面の塊というか、象徴のようにさえ思えてしまうほどです!
ムギにはこれから先も初々しさを忘れずに、この幸せパワー全開の笑顔を大切にして欲しいですね。
律は良いフォロー役に回っていましたね(*^.^*)
いつもはボケ担当の盛り上げ役だけれども、こういうふうに真面目なサポート役に回ったりすることもできるところが律の魅力の一つだと思います。
この娘ってオールラウンダーだよなぁとつくづく感じさせられます。
ただし、律は自分のことになると意外にも消極的というか、ズバズバと動いていけない娘なんですよね。
大事なところでおどけてみたり、照れ隠しで冗談を言ってその場をごまかしてみたり・・・。
基本的には元気で明るい性格だけれど、そういうふうにどこか自分の感情にブレーキをかけてしまったり、本心を隠してしまったり、ふいに立ち止まって慎重になってしまったりする一面もある娘です。
実は軽音部の中で一番打たれ弱くて、繊細な娘なんじゃないかという気がします。
この第14話の最後の辺りでムギに突然「男の子だったらきっとモテモテよね」と言われて、本気でたじろいでしまっていたシーンとかも律のそういう一面をよく表していると思います。
しかし、自分のためではなく、誰かのために動くとなったときは話は別!
自分の行動の目的が利他的なものになったとき、律は本当に頼りになる大きな存在になってくれます。
自分の背中を押すのは苦手だけれど、他の人の背中を押してあげるのは物凄く得意な娘なんです。
興奮や緊張で周りが見えなくなっているときの澪の背中を押してあげるというのがいつものパターンだけれど、今回は背中を押してあげる対象がムギになっていたという感じですね。
誰かのために行動しているときの律に弱さや迷いはなく、見ているこちら側としては非常に安心させられます。
やっぱり律は、いざというときに頼りになる娘だよなぁと思います。
■個別の感想
気になったところや面白かったところをピックアップ!
①澪が叩けるのは律だけ!
私がこの第14話で一番注目したいキャラは澪だったりします。
今回の律とムギは何と言うか、良い意味でそのまんまなんですよ。
ムギかわいいなぁ、律は頼りになるなぁ・・・そういう言葉に尽きるといった感じで、それ以上あまり深く考察するようなことがありませんww
律はなかなか難しい性格の持ち主なので、いつもは考察することがかなり多かったりするんですが、誰かのために行動するという「頼れるモード」のスイッチが完全に入っていた今回に限って言えば、ほぼ深読みするようなことはありませんでした。
もう本当に見たまんま、ムギの頼れる友達という立ち位置を徹底しているなという感じでした。
で、そんな割と分かりやすかった二人とは対照的に、今回の澪はなかなか興味深いところを見せてくれました。
ちょっと今から考えて行きたいと思います。
まずはここのシーンですね。
モグモグとイチゴを食べて澪の反応をうかがっているムギかわいい!(///∇//)
フリーズしてポロポロと泣いてしまっている澪かわいい!(///∇//)
・・・じゃなかったww
ムギにイチゴを食べられてしまった澪は、何もすることができずその場で固まり、泣いてしまうんです。
もし、イチゴを奪った犯人が律だったらどうでしょうか?
澪ならきっと「コラー!律ぅ!」とか言いながらゲンコツを一発浴びせて、仕返しとしてすぐに律のケーキからイチゴを奪ってしまうに違いありません。
泣き顔になるようなことがあったとしても、こんなふうにフリーズしてしまうということは決してないはず。
しかし、ムギにイチゴを奪われた澪は何も言うことすらできずに、ただただ泣いてしまうのです。
厳しいツッコミを入れて仕返しすることができないのです。
律「なんで私っ!?」
極め付けはこのシーンでした。
ムギに叩いて欲しいと頼まれているのにも関わらず、澪はすぐ隣にいた律を叩いてその場をごまかしてしまいます。
ムギのあんな真剣な表情を見てしまったら叩きづらいというのは分かるのですが、コツンと叩くくらいだったらできるはずです。
しかし、澪は結局ムギを叩くことができませんでした。
考えてみれば、澪が叩くことができるのは律だけなんですよね。
ちょっと天然なところがあったりするけれど、基本的に澪は軽音部の中ではツッコミキャラです。
唯や律に対するツッコミにはいつもかなりの切れ味があります。
しかし、よくよく考えてみると、澪は律以外の人を絶対に叩いたりはしないんですよ。
唯に対してきついツッコミを入れるということはあるけれど、それはあくまで言葉によるツッコミであって、決して叩いたりはしないんです。
(唯と律が一緒にボケた場合、律だけが鉄拳制裁をくらうというパターンがお約束になっていますよね)
そして、唯すら叩くことができないような娘が、あんなふうに目をキラキラさせている一所懸命なムギを叩くなんてことできるわけがないのです!
澪はもともと内気で恥ずかしがり屋、他人との距離を縮めるのが非常に苦手な娘です。
軽音部での活動や高校生活を通じてかなりの成長を見せて来てくれたとは言え、澪の根底にはやっぱりそういう内向的な一面が残っています。
ネガティブな言い方をしてしまえば、澪はまだまだ自分とムギたちとの距離をうまく縮めることができていないんじゃないかと思います。
どこか心を開き切れていない部分・・・というか、遠慮してしまっている部分があるように思えます。
それはもちろん、澪がとても優しくて、友達のことを大切に想うことができるからこそでもあるんですが。
本当は自分と律との仲くらい、もっとみんなと距離を縮めたいはずなんです。
しかしツッコミを入れる場合にしても、「叩いたら可哀そうだよな」とか、「叩いたらなんか悪いよな」・・・というように、まだ澪の心にはストッパーがかかったままです。
澪「何でそのとき私も誘ってくれなかったんだよ!私もムギと遊びたかった!」
ここのセリフからも分かるように、澪はもっともっとみんなと親しくなりたいんですよね。
律にだけ言えるこの本音・・・。
いつか心のストッパーを外して、ムギたちにも面と向かってこの言葉を言えるようになって欲しいですね。
そして、律に対して入れるツッコミのように気兼ねのないツッコミを、ムギたちに対してもできるようになって欲しいです。
相手が律じゃなくても遠慮する必要なんてないんだよ。
だって、軽音部5人の絆って、そんなに薄っぺらいものなんかじゃないでしょ?
きついツッコミを入れられたとしても、叩かれたとしても・・・そんなことで澪のことが嫌いになるような娘なんて軽音部の中には誰一人としていないんだ。
だから、気兼ねなんてしないでもっと自分を素直に出して行こうぜ、澪!
ガンガンツッコミを入れて行こうぜ!
そうすれば今以上にみんなとの距離を縮めることができるはずだよ!
・・・そんな言葉を澪にかけてあげたいなと感じました。
澪の今後の成長を見守って行きたいですね。
②唯のこだわり
唯はどんだけケーキのイチゴにこだわってるんだよ!ww
でも確かに、一口食べていいよと言われたとしても普通はイチゴを食べたりはしないですよね(^▽^;)
・・・まぁ、それを素でやってしまう辺りが和ちゃんの可愛さでもあるんですがww
③たくあんネタキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
出たー!たくあんネタ!ww
なんかすごく懐かしいような気がします。
アニメ2期になってからたくあんネタが出てきたのって実はこれが初めてですよねww
④プリクラくれ。
どうしてさらに眉毛太くしたしwww
律のポーズww
どこからどう見ても高飛車お嬢様キャラじゃねぇかwww
吹いたww
ラスカール!ってwwww
いや~めっちゃ面白かったですね。
この辺りを観ているときにニヤニヤが止まらなかったのはきっと私だけではなかったはず!ww
⑤律のボケのセンスすごい
ちょwwこれはwww
というか、どうして自分の後ろ姿の写真を持っているんだ?
弟に撮らせたのかな?ww
⑥ムギかわいいよムギ
さぁ、ツッコミを入れて!と言わんばかりの自信満々な表情が可愛いです(〃∇〃)
あと、今回はムギがいつもとは違う髪型を見せてくれたので良かったですね~。
個人的にはデートのときのあのモフモフとした髪型が好きです☆
⑦りつぅぅうううぅぅううぅううう!(///∇//)
ぶっちゃけ萌え死にました。
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