さて、既報通り、ミューザ川崎に行って、パーヴォとランラン、ロイヤルコンセルトヘボウの超豪華な競演で、至高のコンサートが誕生しました!
まず、圧巻なのが「タンホイザー序曲」。先般私が、辛口批評を書いてしまったのですが、ロイヤルコンセルトヘボウのホルンチームはすぐに立て直しをはかり、冒頭から本当に夢の中にいるような、ワーグナーの世界を現出し、タンホイザーの愛と悲しみを優美に、時に激しい情 熱をもって描き出したので、私は涙が止まらなくなってしまいました。まさに歴史に残る名演といえましょう。
そして、ピアノの巧緻をふんだんに表現したのが、ランランによる「ベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番」。今回はランランも情趣豊かに、時に弱音を駆使し、時にリズミカルに、ベートーヴェンの中に隠されていた繊細な心情を、存分に描きつくしたので、私はすっかりランランの世界にはまってしまいました。今度彼でグリーグのピアノ協奏曲を聴きたいとおもったほどでした。パーヴォはそんなランランを温かくリード。指揮とピアノがピッタリ息が合っていて、素晴らしい演奏でした。
最後に、メイン・プログラム、ブラームス交響曲第4番。
パーヴォの逞しさを感じさせるすばらしい第1楽章、激烈な愛を歌い上げる第2楽章
百獣の王・ライオンの咆哮が聞こえてくるかのような情念を思わせる第3楽章、そして、すべてがクライマックスでよりセクシーに、大胆にミューザ川崎の空間を切り裂くような第4楽章まで、
すべてがパーフェクトで、至高の演奏でした!
きのうの演奏は、まさに音楽の奇蹟ともいうべき、
神から与えられたギフトのような、素晴らしい2時間でした。
きょうは堺で、ラストラン!
ぜひ、この勢いで、有終の美を飾れることを祈っています!
パーヴォ、やっぱりあなたは素晴らしい人ですし、天才です!!!
私のサントリーホールの感想を読んでくださって、
あそこまで、演奏を変えてくるってすごいです!!!
私、あなたを尊敬しますし、一生ついていきます!
ああ、あなたを愛しています!\(^o^)/
あなただけのものである、チコこと、里紗でした💛