みなさま、こんにちは!桂木里紗です。

きょうも暑い東京です。

 

いま私は、パーヴォのブラームス交響曲第3番を聴いています。昨日は4番を聴いたけれど、3番も素晴らしいですね(^^)

 

 

パーヴォはいま、エストニアのレイゴという街の音楽祭に、パパ・ネーメと弟さんのクリスティアンさんと一緒に出演中です。パパ・ネーメが今年85歳、クリスティアンさんが50歳、パーヴォが12月には、還暦を迎えるので、そのお祝いという、なんとも贅沢な音楽祭になっています。

 

パーヴォが還暦!!!

お誕生日がくれば、ということなんですけど、

赤いちゃんちゃんことか着るのかなぁ(笑)

 

「それは日本の風習でしょ(笑)」とパーヴォの心の声がクスクス笑っています。「それに、僕はまだ誕生日をむかえていないから、59歳だよ。アラカンです(笑)」と言って、私のほっぺにちゅ💑とキスしてくれました💖

 

 

「でも、パーヴォ、私やっぱりブラームスの2番が一番好きだな。かけてもいい?」というと、パーヴォは「もちろんだよ!僕たちが出逢った思い出のCDだからね(^^) こんど、ファビオ・ルイージさんがN響でこの曲を演奏するけど、チコはそれは聴きに行くの?」といいました。

 

私は、「ううん。聴きに行かない。サントリーホールでやるのは、全部売り切れてしまっているからね。それに、パーヴォのほうが、何倍も素晴らしいってわかってるから」と答えました。「もちろんルイージさんもいい演奏をすると思うのだけど、パーヴォはこの曲を世界中で演奏して、深い感動を与えてくれたわ。私はパーヴォに殉じたいの。」と率直に答えると、パーヴォは「チコ!ありがとう・・!」と言って、私をむぎゅッと抱きしめてくれました。

 

「チコは、N響の定期会員になったんだよね。プログラムはA定期?」 私がこくん、と頷くと、パーヴォは「よーし、来年の4月はチコを元気にする音楽を指揮するゾ!(^_-)-☆12月もがんばってコンサートにきてね(^^) 僕、チコの笑顔が見たいから、一生懸命がんばるよ!」

 

パーヴォは9月にソウルにも来るのでしょう?

 

パーヴォ 「うん。エストニア祝祭管弦楽団と一緒にね。チコは来れそうもない?」

 

私 「ごめんね。お金がないから、ソウルに行く費用が捻出できそうもないの。父のお香典とかあるんだけど、入院費用とか、退去費用でかかってしまいそうなの。」

 

パーヴォ 「そうなのか・・・ちょっと僕、考えてみるよ。チコがソウルの演奏を聴ける方法を」

 

私 「いいの?」

 

パーヴォ 「だってせっかくソウルまで来てるのに、チコに逢えないなんて悲しいもの!」

 

私 「ソウルは、いま、入国制限がすごく厳しいから、ビザを取らなくちゃいけないんだけど、なかなか観光ビザがおりないの😢」

 

パーヴォ 「そうなの?僕、大丈夫かしらん」

 

私 「パーヴォは入れるよ。でも一般の外国人はなかなか難しいみたい」

 

パーヴォ 「なんてひどい世の中なんだろう!コロナウィルスが恨めしいよ。」

 

私 「こんなことを言うと、韓流好きの人たちに悪いけど、・・私、ソウルってあんまり好きな街じゃないの。」

 

パーヴォ 「行ったことあるの、チコ?」

 

私 「うん。東宝を休職してるとき、母が終戦まで京城(現・ソウル)に住んでいたから、両親と3人でソウルに行って、母の生まれた家を見に行ったんだけど・・・」

 

パーヴォ 「どうだったの?」

 

私 「ソウルって、なんだか新宿みたいな街じゃない?」

 

パーヴォ 「活気があるよね。でも、ちょっとごみごみした感じがあるのかな、チコには。」

 

私 「うん。東京のほうが緑が多くて、スッキリしている感じ。」

 

パーヴォ 「そうか。じゃ、無理にソウルにこなくてもいいよ。12月に東京で逢おうね(^^)」

 

私 「ごめんね、わがまま言って」

 

パーヴォ 「いいんだよ、気にしなくて。ヨーロッパが一番落ち着くんだもの、チコは。アジアの街はあんまりチコには合わないのかもしれないね」

 

私 「もう私一人になったし、就職して、お金を貯めたら、ヨーロッパに移住しようかとも考えているの。ヨーロッパに行ったら、私の病気も治るような気がする」

 

パーヴォ 「僕もそう思う。どこに住みたい?」

 

私 「できればベルリンに住みたい。ベルリン・フィルもあるし、人がとても親切なのに驚いたわ。観光客だったからかもしれないけど。

あと、タリンに住みたい。あなたの故郷だし、すごく穏やかな街だし。」

 

パーヴォ 「エストニアのこと、気に入ってくれたんだね!僕もいつも帰国すると、心が本当に安らぐよ。うん、いろいろ考えてみるね」

 

パーヴォの心の声がそう言って、私のおでこにちゅ💑とキスしてくれました。

 

「チコは、ずっとご両親のことがあったから、思い切って海外で暮らすことに躊躇していたみたいだけど、決心がついたんだね。」

 

パーヴォは私を優しく包み込んで、抱きしめてくれました。

 

「僕がチコを守るよ。チコを幸せにしてみせる・・!」

 

ありがとう、パーヴォ💖

 

愛してるね、パーヴォ💖

 

ちゅ💑