新築の打ち合わせで、意外と悩むのが「コンセントの位置」。
家具の配置や家電の使い方を考えると、どこにでも付けたくなりますよね。
でも、基本的な考え方として――
外部に接する壁(外壁面)よりも、内部の壁(部屋同士が接する壁)に設置するのが望ましいとされています。
理由はシンプルで、
外壁にコンセントを設けると、断熱性能がわずかに弱くなるからです。
壁の中にコンセントボックスを埋め込むと、どうしても断熱材が途切れる部分が生まれてしまう。
そのわずかな隙間が、熱の出入りや結露の原因になる可能性があるんです。
とはいえ――
ここが重要なポイントですが、これは「絶対に外壁に付けてはいけない」という意味ではありません。
家づくりで大切なのは、暮らしやすさとのバランス。
たとえば、
- キッチンの家電をまとめて使う場所
- 外にイルミネーションを出すための電源
- デスクやテレビの裏など、どうしても外壁側が便利なケース
こうした場所では、無理に内壁側にこだわるより、利便性を優先して設けるほうが賢明です。
断熱材の施工がしっかりしていれば、多少の外壁コンセントで性能が極端に下がるわけではありません。
要は「理由を理解したうえで、あえて外壁に付ける」という判断ができることが大切なんです。
つまり、
- 原則は内部の壁に
- ただし、便利さを犠牲にしてまで避ける必要はない
このバランスを意識しておくだけで、あとから「ここにも付けておけばよかった…」という後悔を減らせます。
家づくりは正解がひとつではありません。
「暮らしやすさ」と「性能」、そのちょうどいいところを見つけるのがいちばんです。





