「マジック取って」


そう言われた時、

頭の中で何を思いますか?


・すぐに油性ペンを渡す人  

・“黒い太いペンね”と思う人  

・「いや、これはマッキーだけど…」と一瞬ひっかかる人  

・“マジックインキ”を思い浮かべる人


たぶん、これだけで世代がなんとなく分かります。


我が家でも、

この“マジック問題”がたまに発生します。


妻に

「マジック取ってー」

と言われてペン立てを見る。


そこにあるのはマッキー。


するとこちらの脳内では、


“いや、これはマッキーだろ…”


という小さな会議が始まるわけです。


もちろん普通に渡します。


渡すんですけど、

心のどこかで、


「マジックではない」


という妙なこだわりが発動する(笑)


でも妻からすると、

油性ペンはだいたい全部“マジック”。


この感覚の差が面白いんですよね。


たぶん、

「何を気にしてるの?」

と思う人もいるはず。


逆に、

「いや、その違和感わかる!」

という人もいるはず。


こういう、

どうでもいいような小さな感覚に、

世代って出ますよね。


夫婦で暮らしていると、

こういう“微妙なズレ”が結構あります。


でも、

そのズレを発見すると、

ちょっと面白かったりするんです。



今年の夏も…  

間違いなく暑くなりそうですね。


人間もつらいけど、犬はもっと大変。


ということで、我が家でも夏対策をスタートしました。


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■今回導入したのはこちら


カインズで見つけた  

ひえひえベッド(接触冷感タイプ)


そして実はこれ、ただの新アイテムではなく――


完全に破壊された元ベッドの代替え品です。


そう、例のやつです。  

破壊神こゆき、仕事が早い。


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■導入直後の様子


最初はどうだったかというと…


安定の「かみかみモード」発動。


ですよねー。


「これは敵か?」みたいな顔で  

とりあえず噛む。とりあえず引っ張る。


もう見慣れた光景です(笑)


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■そして数日後…


変化がありました。


気がついたら――


べっとりお腹をくっつけている。


しかもそのまま動かない。


あれ?と思って見ていると


明らかに“ここが一番快適”って顔。


どうやら気づいたようです。


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■使ってみた感想


これ、ちゃんと機能してます。


・触るとほんのりひんやり  

・体を預けるとじんわり冷たい  

・長時間いても嫌がらない


特に子犬って体温高いので、


お腹で温度調整できる場所があるのはかなり大事。


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■今回のポイント


今回もやっぱりこれですね。


「最初は遊ぶ → そのうち本来の使い方に気づく」


無理に使わせなくても、  

ちゃんと快適なものは自分で選ぶ。


犬って賢いです。


(そして破壊力も高い)


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■まとめ


・夏対策としてひえひえベッドはアリ  

・最初は噛むけど、そのうち落ち着く  

・子犬の高い体温対策に◎


これから本格的な夏に入るので、  

どこまで活躍してくれるか楽しみです。


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さて次は――  

このベッド、いつまで無事でいられるのか(笑)

我が家のこゆきちゃん、順調に成長中なのですが――  

ひとつ、なかなか厄介な問題がありました。


それが


トイレシート破壊問題。


ガリガリ引っ掻いて遊ぶのは、まあいいんです。  

本能っぽいし、ストレス発散にもなってるのかなと。


でもですね…


破いたあと、むしゃむしゃ食べる。


これはダメ。完全にアウトです。


見つけるたびにヒヤッとするし、  

体のことを考えると放置はできない。


ということで、対策を導入しました。


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■今回導入したのはこちら


ペティオ  

「お手入れらくらく ドッグトレー専用 シーツ破れ防止カバー」


トレーの上にカパッとはめるタイプのカバーで、  

シートを直接触れなくする構造です。


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■設置後の様子


見た目はこんな感じ👇







シートの上にメッシュ状のカバーが乗ることで、  

物理的に引っ掻けなくなります。


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■実際に使ってみた感想


これ、かなりいいです。


まず


・シートがほぼ無傷になる  

→ 破れないので当然食べられない


そして


・いたずら自体が減る  

→ 触っても面白くないのか、執着しなくなる


完全にゼロとは言いませんが、  

「問題として気になるレベル」からは脱出できました。


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■今回のポイント


今回改めて思ったのは


“行動を止める”より“できなくする”が正解


しつけでどうこうしようとするより、  

物理的に対策したほうが圧倒的に早いし安全。


特に「食べる系」は即対処が大事ですね。


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■まとめ


・引っ掻きはある程度仕方ない  

・でも「食べる」はNG  

・カバーで物理的に防ぐのが最短ルート


こゆきのように  

「とりあえず噛む・とりあえず食べる」タイプの子には  

かなりおすすめできる対策でした。


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さて、次は何を攻略してくるのか…。


子犬との暮らし、なかなか一筋縄ではいきませんね(笑)



 

最終決戦の、その後のこと。

すべての戦いが終わり、
白銀の魔法使いコユキだけが立っていたあの夜から、
どれほどの時が流れたのかはわからない。

けれど世界は確かに続いていて、
命はめぐり、
魂は新しいかたちでまた出会う。

――時は今。

剣も魔法も、
魔王も眷属も、
もう誰も知らない時代。

穏やかな朝と、
やさしい手と、
あたたかな部屋のある世界。

その家にはすでに、
二匹の猫が暮らしていた。

ひとりは、ひまわり。

六歳になる猫で、
明るく、まっすぐで、
家の中のいちばん日当たりのいい場所がよく似合う子だった。

毛並みはやわらかな光を含んだように美しく、
いつも堂々としていて、
初めて来た人にもまるで怖じることなく近づいていく。

窓辺に立てば、
まるで「この家はわたしが守る」とでも言いたげに外を見つめる。

もちろん本人にそんな自覚はない。

けれどその背中には、
かつて陽光の勇者として立っていた魂の名残が、
たしかに残っていた。

そして、もうひとり。

そら。

三歳の猫で、
ひまわりとは対照的に、
少し気まぐれで、
少し自由で、
思いついたらふらりと別の部屋へ消えていく子だった。

高いところが好きで、
棚の上や家具のすき間や、
「どうしてそんなところに?」と思う場所に、
気づけばいる。

そのくせ、
自分では一度も迷っているつもりがないらしく、
見つけられるたびに、
きょとんとした顔をしていた。

鋭く、
しなやかで、
遊びの最中でも相手の動きを読むのが異様にうまい。

猫じゃらしの軌道を見切るその目には、
空色の剣士だったころの気配が、
ほんの少しだけ宿っているように見えた。

そんな二匹が暮らしていたある日。

家の外から、
かすかな声が聞こえた。

ミューミュー。

小さく、
細く、
けれどどこか懸命な声だった。

もう一度。

ミューミュー。

窓の外。

ひまわりが最初に気づいた。

ぴくりと耳を動かし、
窓辺へ駆け寄る。

続いてそらもやってくる。

何事かと外をのぞきこむ二匹の視線の先にいたのは、
黒い子猫だった。

まだ小さい。

少しやせていて、
毛並みも汚れていて、
不安そうに鳴いている。

けれどその目だけは、
妙にまっすぐだった。

家の人はその声に気づき、
そっと窓の近くへやってきた。

「どうしたの?」

やさしい声。

黒い子猫は、
その声を聞いても逃げなかった。

鳴きながら、
ただそこにいた。

助けを求めるように。
けれど同時に、
どこかでその家を知っていたかのように。

ひまわりは窓の内側から、
じっと子猫を見つめていた。

そらはというと、
少し離れた場所から様子を見ていたが、
やがてゆっくり近づいてきて、
窓の向こうの黒い子猫と視線を合わせた。

一瞬だけ、
時間が止まったような気がした。

誰も前世を覚えているわけではない。

勇者だったことも。
剣士だったことも。
黒衣の僧兵だったことも。

そんなはずはない。

それでも、
魂というものが本当にあるのなら。

長い旅をともにした気配や、
命を賭けて背中を預けた相手のぬくもりを、
完全に忘れきれるものだろうか。

黒い子猫は、
また鳴いた。

ミューミュー。

その声に、
ひまわりは小さく返事をするように鳴いた。

そらは少しだけしっぽを揺らした。

家の人は、
そっと窓を開けた。

冷たい外気が入り込む。

けれどその隙間から、
黒い子猫は迷わず中へ入ってきた。

静かな足取りで。
けれどどこか安心したように。


その姿を見て、
家の人はやさしく言った。

「うちに来る?」

黒い子猫は逃げなかった。

抱き上げられても暴れなかった。

まるで、
ずっと前からその手を知っていたかのように、
力を抜いて身を預けた。

そうしてその子は、
家に迎え入れられた。

名前は、チョコ。

黒くて、
つやのある毛並みが、
ちょうど甘いチョコレートのようだったから。

こうして、
ひまわり、そら、チョコの三匹の暮らしが始まった。

最初の数日は、
さすがに少し距離があった。

ひまわりは姉のように堂々としていたが、
相手がまだ小さいことをちゃんとわかっているらしく、
無理に近づきすぎることはしなかった。

そらは気になるくせに素直ではなく、
少し離れたところから様子を見ては、
ふいに近づき、
またふらりと去っていった。

チョコはそんな二匹を、
静かに見ていた。

よく鳴く子ではなかった。

ひとたび家に慣れてしまうと、
驚くほど寡黙で、
気配を消すのがうまかった。

気づけば部屋の隅にいて、
気づけばひまわりの近くにいて、
気づけばそらが高いところから降りられなく……なってはいないのだが、
なぜか困った顔で止まっている場所の近くにいた。

家の人は笑った。

「チョコって、静かだねえ」
「ひまわりは面倒見がいいね」
「そらは自由だなあ」

そう、
三匹は少しずつ、
けれどたしかに家族になっていった。

朝は三匹で窓辺に並び、
外を眺めた。

昼は陽だまりで眠り、
ときどきじゃれ合い、
ときどき追いかけっこをし、
ときどきなぜかそらだけが別の部屋にいて、
あとから何事もなかった顔で戻ってきた。

そのたびに、
ひまわりは呆れたように見つめ、
チョコは静かにその横に座っていた。

夜になると、
三匹は近くで眠った。

ぴったりくっつく日もあれば、
少し距離をとる日もある。

けれど不思議と、
誰かが本当にひとりになることはなかった。

見えないところで、
いつもちゃんとつながっていた。

ひまわりは、
どこか守るように家の真ん中にいた。

そらは、
自由に見えて、
でも危ないことがあると真っ先に駆けつけた。

チョコは、
何も言わないかわりに、
気づけばいちばん必要な場所にいた。

まるで昔からそうだったかのように。

それからの十五年。

季節は何度も巡った。

窓の外に桜が咲き、
夏の光が差し込み、
秋の風が抜け、
冬の朝には三匹が身を寄せ合った。

若かった三匹は少しずつ年を重ねた。

ひまわりの足取りは少しゆっくりになった。
そらも高い場所へ飛び乗る前に、
一度だけ考えるようになった。
チョコは相変わらず静かだったが、
昔よりもっと穏やかな目をするようになった。

それでも三匹は一緒だった。

おいしいごはんを食べ、
お気に入りの場所で眠り、
家の人に撫でられ、
安心できる日々を重ねていった。

戦う必要は、もうなかった。

誰かを倒す必要も、
何かを守るために命を削る必要もない。

ただ、
朝が来て、
昼が過ぎて、
夜になって、
また明日が来る。

その当たり前を、
三匹はゆっくり味わうように生きていた。

きっとそれは、
前の世界で十分すぎるほど戦った魂に与えられた、
やさしいご褒美だったのだろう。

そして十五年後。

また新しい風が、
その家へやってくることになる。

あいちゃん。

新たな転生者が、
新しい家族としてその家にやってくるのは、
もう少し先のこと。

けれどその日までの十五年間、
ひまわりとそらとチョコは、
たしかに幸せだった。

仲良く、
穏やかに、
あたたかく。

かつて剣を取り、
拳を握り、
世界のために戦った三つの魂は、
今度は猫として、
同じ家の中で、
同じ陽だまりを分け合って生きたのである。

勇者も、
剣士も、
僧兵も、
もういない。

そこにいるのは、
ひまわりと、
そらと、
チョコ。

窓辺で眠り、
ごはんの時間を楽しみにし、
撫でられるのが好きな、
三匹の猫たち。

けれどもし、
その寝顔をそっと見つめたなら。

陽だまりの中で重なるその姿のどこかに、
かつて命を預け合った仲間たちの面影が、
ほんの少しだけ見えるかもしれない。

世界を救ったあとにたどり着いたのは、
壮大な伝説の続きではなく、
こうして静かに流れていく、
小さくて大きな幸せの時間だった。

それはきっと、
どんな勝利よりもやさしい、
本当の意味での救いだったのだろう。