こっちでの元日の新聞も、一面見開きで花火の記事。
この新聞、欲しかったなぁ。
で、何の話だっけ?
そうそう、自分の乗るべき飛行機を、見送っちゃった話ね。
退出って押されるのは、珍しいかもね。
信じてないようだから、1月17日の切符とコラボさせとくかw
退出してカウンターへ戻ったものの、荷物を預ける事も、キャンセルする事も出来ずに、タイムリミット。
さて、どうするか?
別の便を取り直すか?
でもなんか、今日はシラケちゃったし、気分転換にどっか行くか。
台北の友人達とも、涙の別れをしてしまったし、今更ノコノコ戻ったら笑われるだけだしな。
西の新竹や台中は行ったので、東の方でも行ってみるか。
って事で、羅東へ行く事にした。
まだ街に出た事もないし、最近ある番組で扱って、ちょっと気になっていたから。
空港から国光バスで台北へ戻り、台北駅から特急普悠瑪(プユマ)号に乗って、羅東を目指した。
羅東は地方都市で、ちょっとした賑わいのある街。
着いたのはいいが、まずは身を寄せる場所を探さなくては。
台湾の地方都市には、大概ホテルが其処彼処にある。
駅に近いホテルは少々高いが、裏路地を探せば安宿はいくらでもある。
僕は値段交渉が好きなので、一人旅を始めてから事前にホテルを予約する事は、命の危険性がある厳寒の地を除いて、ほとんどしなかった。
ただ、その国の到着初日から、ホテル探しをしていては疲れてしまうので、せいぜい予約しても渡航初日くらいだ。
ネット予約だと、意外と駅から遠い場所だったり、高い割に便が悪い所が多いので、ホテルサイトに登録してないマイナーなホテルや旅館をあたった方が、断然お得。
お得な上に、値段交渉も出来るから楽しくて仕方ない。
駅前をザッと見渡したら、それほどホテルが無い。
これだと重い荷物を抱えてのホテル探しになるので、ネットで状況を見る事にした。
ホテルサイトは色々あるけど、どれもホント クソでいい加減。
どれほどクソかって話は、僕がホテルサイトを信じた為に、完膚なきまでに痛い目にあった経験を交えて、また別の機会にお話ししましょう。
そんな事より、ホテルを探さないと。
安値優先で出したら、一泊1800円ってのが出てきた。
値段から直ぐに想像出来たが、やはりワンルームタイプではなく、他人とルームシェアして、ベッドを一つ間借りするドミトリーだった。
以前は、他人と一緒なんて、自分の中には絶対無いと思ってたが、慣れてしまうと その安さに負けて、最近はユースホステルやドミトリーが多くなった。
元々 サウナやカプセルホテルで慣れてたので、それなりのプライバシーも確保出来るので、割とすぐに受け入れられた。
即決でそのホテルに決めて、ネットで予約完了。
駅からかなり近いので、それも決め手となった。
それもそのはず、一階にはパチンコ屋崩れのゲームセンターがテナントで入っていた。
チェックインを済ませ 部屋に入ったら、清潔な感じなので、すぐに気に入った。
これなら及第点を与えられる。
荷物をロッカーに入れ、色々あってほとんど食べてないのを思い出し、空腹を満たす為に街に出てみることにした。
そして僕は、このあと思いがけない物と出会う事になる。
なんて話は、また次回に。
つづく