僕が泊まった羅東のホテルは、ドミトリータイプで ベッド1つを間借りするだけだが、羅東の駅から100メートルも無いので、とてもオススメだ。
値段も平日なら1800円、週末で2700円とまあまあお得。
中国の一泊400円てのに比べたらだいぶ高いが、セキュリティもしっかりしてそうだし、アメニティが揃ってるのがポイントが高い。
それになんと、ミネラルウォーターの提供までされる。これにはビックリした。
部屋数も相当あって、男女別なのも嬉しい。
基本どこも男女相部屋にならないように、予約の段階で メンズとレディースが分かれてるのだが、予約が男女どちらかに片寄ってしまうと、予約が遅い残り部屋は、相部屋になってしまう。
台北のゲストハウスが正にそれで、僕が泊まった部屋は相部屋になってしまった。
「いくらなんでも マズいだろ」
と フロントに部屋変えを希望したら、没有(ありません)の返事。
同部屋になった中国から来た女の子に、「君は問題無いの?」と聞いたら、「無問題」の返事。
まあ別に寝るだけだし、どうって事もないかと、こっちも思った。
ところがギッチョン
各部屋の中には、トイレもあり、シャワールームもそれと兼用である。 当然共同だ。
それに輪をかけて、よしゃーいいのにトイレのドアが半透明になっていると来たもんだ。
無問題と言った女の子が可哀想だったのは、用を足す際、電気を点けずに真っ暗にして、音を消すためにシャワーを出して、その都度乗り切ってたこと。
さすがに気の毒に思ったが、部屋を出れば共同のシャワールームとトイレがちゃんとある。
その子は面倒くさかったのか、部屋のを利用して、いちいちそうやって凌いでいた。
洗ったインナーは、隠さずに干してあるし、今時の子はなんて大胆なんだろう。
こっちが思わず、目を伏せてしまう。
こちらもパンツ一丁で出歩けないし、本当にストレスが溜まる部屋だった。
それに引き換えここは野郎同士なので、シャワーの後はみんなパンツ一丁だし、ベッドのカーテンも全開で、みんな過ごしている。
やっぱ そうでなくっちゃ、落ち着かない。
朝食も無料だし、東部で動きたい時は、ここを起点に出来そうなので、この先お世話になりそうだ。
外観がパチンコ屋っぽい造りだったので、もしやと思い 一階のフロアを見に行ったら、パチンコ屋崩れのゲームセンターが入っていた。
会員制らしく、入店するとすぐに店員がやって来て、何かゴチャゴチャ言ってきた。
パスポートはあるんだけど、日本人は会員になれないのか? と尋ねたら、ローカルOnlyとの事。
でも、外へ出かける際、ここを通った方が近道なので、しょっちゅう通って色々話してたら、結局仲良くなってしまい、特別に遊ばせて貰ったり、客用のジュースをタダで飲ませてくれるような付き合いになってしまった。
チェックインを済ませ、荷物をロッカーにしまって、早速街へ出かける事にした。
とにかく腹が減って仕方がない。
ブラブラと適当に歩いていたら、露天がズラリと並んでる通りに来ていた。
地図で確認したら、羅東観光夜巿と記されていた。
「なるほど、ここが夜になったら夜巿に化けるんだな」とズッツツール歩いていたら、衝撃的な文字が目に入る。
ちょっと待ってー ちょっと待ってー お嬢様さん!
話を聞かせて下さい!
そして、撮らせて下さい!
このスクールバッグ。
以前Facebookの台湾のお友達が、写真をアップしてて、ずっと欲しいなぁと思って探してた代物。
聖母
って文字に惹かれてしまい、まいみんでも無い僕でも欲しかったバッグ。
彼女たちに、これが欲しい気持ちは伝わったが、どうも話してると、手に入らないような雰囲気。
そりゃそうだ。学校指定のカバンだもの。
とにかく言ってる事が、さっぱり分からない。
諦めきれない僕は、捜索を続けるために、証拠の品の写真だけ撮らせてもらい、ついでに一緒に記念撮影してもらい(笑。見せない) その子らと別れた。
つづく