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トニーのゆっくり回覧版  真空管アンプ自作のブログ

真空管アンプの製作、音楽、生活のことなど

ヒーター配線をしています。面倒くさいと言ってはいけないのでしょうね。

これをしないとヒーターが点灯しないと言えば当たり前ですが。

 

・配線途中でばらけた線材をみると、タイトバンドで結束したくなります。

 

 

MT管のヒーター配線がばらけています。以前はすぐにタイトバンドで結束していました。でも結束後に、後からすぐ横を這う線が出てきて、結局タイトバンドをカットして、再度結束することになります。

 ひどいときは3回くらいタイトバンドをカットしたこともあります。気が付けばバンドの浪費。そりゃ1000本入りの袋を買っても、こんなことをやってたら、どんどん捨てているようなものです。

 なので最近はだらけていても我慢して、結束は最後に一度にしています。私には縛りたい本能があるのです。Sですね。

 

・長い奴はながい。

手に持っている2本のコード。これがこのアンプで一番長いヒーター配線になります。長くなるのは、トランスの端子の位置と球のソケット位置の間の距離の関係です。この2本をくねくねと捩っていきます。

 

 以前にも述べましたが、私が捩るのはハムの関係でも、線の周囲に発生する磁束の消去ではありません。ただ捩ると2本がほどけないからです。過去2本を捩ることなく並行にしてタイトバンドでとめただけ、という配線をしました。それでもハム・ノイズは皆無でした。

 

・カットして廃棄される線材のこと

配線時は長めに切り出しておいて、半田付けの際に、余分な部分をカットして捨てます。これは線材の身になると、とてもかわいそうなことなんじゃないかと。

 かたやアンプの中に残って活躍し、かたやゴミとして処分されます。すんでのところでこの違いです。ゴミになる線材がかわいそうになります。

 実はネジ、ナットもそうです。私は小さな容器に、ネジ、ナット、スプリングワッシャー、丸座金を入れています。

 ソケット取り付け用に、容器から何本かまとめてネジを出すときに、取り出されなかったネジたちのことを考えます。まだ自分の出番はこないのだろうか。本当にアンプに使ってもらえるのだろうか。不安になっていないかと。

 

 こんなことを考えている私がおかしいのかもしれませんね。

実は取り付けを一度行いましたが、どうもトランス類の塗装が、その際に剥がれたり、キズが入ったりで、昨日と今日塗装をやり直しました。

 

やっとのことで注意しながら取付完了しました。

これがこのアンプの最終形になります。

 

 

 

 

 

いつもと変わらない風景ですね。

 

SW-50は30年以上前、一度使ったことがありますが、当時の印象はかまぼこ型の再生音だというものでした。私の勘違いだったらいいのですが。

 

次は配線です。

 

 

サイテーションに手がかかっていましたが、実は並行してSW-50アンプも進めていました。

 なにしろ暇なので時間は、いやというほどあります。実は6月初旬からまた多望なスケジュールが入っていて、出張が続きます。

 

この4月5月は本当に遊ばせてもらいました。

 

サイテーションプリとSQ38FD の仕様変更品と、このパワーアンプ。

 

この2か月で3台のアンプを製作することになります。

 

SW-50は今月以内で完成させるつもりです。

 

昨夜、塗装が終わって、インレタを入れました。シャーシの色はグレーに、文字は黒にしました。

 

前面から。

 

アップです。 ミュージック・ラバーズ・オンリーという文字が泣かせるでしょう?

微妙に文字が直線になっていません。このあたりがアマチュアの限界です。

 

天面。

 

塗装時はシャーシの内側に新聞紙を貼り付けておくと、なにかと便利です。

 

 

 

朝から、シャーシ全体に透明クリアを振りかけて、文字を活着させます。

 

そして部品取り付け、配線と進みます。カップリングコンデンサーはコンピュータグレードの松下のハーメチックでいきましょうか。