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トニーのゆっくり回覧版  真空管アンプ自作のブログ

真空管アンプの製作、音楽、生活のことなど

静岡・伊東市の田久保市長が、東洋大卒業の経歴を公開していたところ、これが嘘で本当は除籍されていたことがわかって、市長を辞任するそうです。もうしたのかな。

 

一方で、東京都知事の小池百合子氏もカイロ大を卒業したと嘘をついて、あとからカイロ大に頼んで、50年前のものではない、最近の卒業証書を発行してもらったそうです。でも彼女の昔を知っている同級生だった知人は、はっきり卒業していないことがわかっていると証言しました。

 

なんで小池知事は辞めないで済んでいるのでしょう。ちなみに田久保氏は自民・公明から支持を受けた対立候補を破って市長になっています。

 

 日本っておかしいですね。

 

 

ネジタップでネジ山を切っていく方法を2回前の記事に書きました。

 

基本的に3ミリのISOネジで底板を締めていくことになりますが。

 

ネジの山と山の間のピッチが決まっています。

 

私がネジ山を切ったシャーシの側板は厚みが1.5ミリのアルミです。

 

1.5の厚みにネジ山が何周切れるか。

 

5周程度、5つの山が入ります。5周あれば締め付け強度もそこそこ確保できますし、ネジを回して強く締めてもそう簡単には山は崩れないと思います。

 

これが1ミリ厚みの板になるとどうか。

 

ネジ山は3周程度になります。3周で締め付け強度が確保できるかどうかは、分かりません。ネジを切るのは可能だと思います。

ただし締め付け強度に耐えるかどうかは経験がありません。

 

 

世のなかにはナットの形状でアルミ板の穴の中に埋め込みができるものがあります。木工で言う鬼目ナットのようなものですね。

ただし板厚とナットの高さ方向の兼ね合いがどうかとか、見た目少し違和感を感じる方もいるかもしれません。

 

 

 

 

回路図はフリーハンドでメモ用紙に描いたのでそれをご覧ください。

 

何の変哲もないリークムラード回路。

 

サンスイSW-30はUL端子がありません。なので出力管は5極管接続、いえ正しくはビーム管接続です。6L6ビーム管なので。

 

6L6GAはスクリーングリッド電圧は270V以下でなければなりません。ここはB電圧から90V、ツェナーダイオードで下げます。

 

 

 

電源回路は二次側340V。これをブリッジ整流すると、340×√2=476Vになります。このままでは電圧が高すぎるので、チョークインプットにします。このチョークインプットはコンデンサーインプットの電圧を0.8倍程度に下げてくれます。なのでB電圧は476V×0.8=380Vになります。

上の回路図は360Vと書いていますがこれは間違い。今回もカソードバイアス回路です。2本の出力管に共通で250Ωを入れます。

 ①カソード電流は2本合計で90mA流れますから、②カソード電圧は22.5Vになります。

 カソードバイアス回路の時の電圧は、カソードの電圧が基準になります。

 なので③有効プレート電圧は380V-22.5V=360V ④有効スクリーングリッド電圧は270Vとなります。

 

上記の①から④の動作条件は 6L6(GA) AB1級PPのセルフバイアス動作になります。ちょうどこの動作条件が6L6の規格書に掲載されています。このとき最大出力は18W になります。 

 

位相反転段の12AU7Aは、上下それぞれに3mA程度流します。初段の12AX7Aは電流は0.8mA程度です。ここのプレート電圧は90V程度になるように、デカップリング回路の抵抗値を決めます。B2とB3の間の抵抗を100KΩ、プレート抵抗を200KΩ程度で90V くらいだと思います。

 

12AU7Aのグリッド結合抵抗1MΩからアースに落すコンデンサ0.47μFはオレンジドロップを使います。

そうそう、今回は位相反転段のプレートから出力管のグリッドへつなぐカップリングコンデンサーは松下製のハーメチックタイプのペーパーオイルコンを使います。灰色で旧式のしっかりした作りです。ハーメチックなので漏れません。リークしません。そして元気のいい音がします。入手難になっていますね。私の手元の在庫も10数個。貴重なので勝負アンプに使います。

 

あとは目ぼしいパーツは、6L6GAのカソード抵抗はOHMITEの250Ω/10W。パラでアースに落すバイアスコンデンサはRIFAの47μ/100Vを使います。 回路中の抵抗はDALE、もしくは国内外のカーボンコンポジット、あるいは金皮抵抗、部分的に酸金など混合です。複数の種類を混ぜた方がいい音がするような気がします。変な個性が出ないというか。

 

 

 

下は実体配線図です。 こちらもメモ紙でごめんなさい。

 

実体配線図の制作目的は回路のつなぎよりも、どこに何の部品を置くかを主体で考えます。

 

MT管の周辺にデカップリング回路(B2やB3)を持ってくると、大変建て込みます。

 

なのでOPTの取り付けネジのところに4L1Pのラグ端子を左右1個ずつおいて、ここにB2、B3回路を置きます。

 

OPTのネジは4ミリなので、ラグ端子の取付穴を細丸ヤスリで拡大しておきます。ほかにもラグ端子同士がぶつかるとか、余分な端子を取りたいときは、ベーク部分を表裏から切込みを入れてラジオペンチで折っておきます。

 

今回は出力管ソケットのネジに東芝端子を立てて、アース母線を張ります。

 

こうすることで、デカップリング回路の電解コンデンサ達を(6個あります)ラグ端子とアース母線の間に置くことができます。

 

あとは初段の12AX7Aは1本で2チャンネル分賄いますので、カソードバイアス回路(ここからNFBを掛ける)のパーツが込み合いますので、ソケットの2つのネジにそれぞれラグ端子を設置します。

 

 

電源トランスの二次高圧側のブリッジダイオードはよくみると、このトランスの遊び端子が多いので、これを利用してここにダイオードを4個、実装することにしました。これでラグ端子は不要です。

 

あとは回路図には描いていませんが、ノイズキラーの話をしておきます。

 

電源スイッチとパラに、そして電源トランスの一次側100V端子に入れるパターンが多いのですが、私は100V端子にだけ実装しています。電源スイッチにパラに入れると、実はスイッチ・オフでもノイズキラーは電気を通すのです。二次側に低電圧ですが、電圧が出ます。B電圧も5V前後電圧が出ています。

 

 省エネを考えるのなら、こちらのノイズキラーはやめるか、まめにコンセントを抜くことです。

 

明日から山梨、横浜と出張です。来週から配線になります。