野草の魅力 | るんるんカメラ散歩…時々「バレエ」

るんるんカメラ散歩…時々「バレエ」

五十代半ばからバレエを始め、今年(2023年5月)華?の80代を迎えました。
これから先は「老い」にいちいち落胆する時間は勿体ない。
出来る事を楽しまなくちゃ!

2024.02.11 ナズナ(ウォーキング途中で)

 

 

 春の七草のひとつ、「ナズナ」は子供の頃「ペンペンぐさ」と呼んでいました。



なぜそう呼ぶのか考えてもみませんでしたが、今調べてみたら花の下の方の果実が三味線のバチの形をしているからだとか。(「ペンペン」は、三味線を弾く擬音語)


花の下のポロポロしているのは葉っぱかと思っていたら、果実だと言う事も初めて知りました。



子供の頃はこの果実の部分をつまんですっと下の方に引くと、茎の皮がむけて果実は茎と皮で繋がった状態でプラプラとぶら下がります。

果実の一つ一つをそうやってプラプラにしたところで茎を指でつまんでクルクルっと回すと「カラカラカラ」と小さく軽い音が出ます。

小さい音なので耳元で鳴らして音を聞いたものです。


それだけの事なのですが、私の子供の頃はこんな事でも遊びになっていたのです。


その頃は音だけを楽しんでいましたが、今は音ではなく、花が可愛くて、遠い昔を懐かしく思い出させてくれて、何ともたまらなく愛おしい思いで眺めています。


おままごとでは野草でお味噌汁を作ったり、葉っぱを笛にして鳴らしてみたり、舟を作って小川に浮かべたり…と、野草は遊びと密着していました。
野草を見ると心が穏やかになるのは、野草と共に育ってきたからなのでしょうね。


大人になってからは子供の頃は何とも思わなかった野草の美しさ、可憐さ、にますます惹きつけられています。