『赤いずきんをかぶった少女、赤ずきんが旅をしていたところ、君の悪い魔女バーバラに出会う。バーバラの魔術でなくなった自分の靴を探していた赤ずきんは、自分の靴を履く少女シンデレラに出会った。白い魔法使いテクラの魔法によってドレスアップした二人は、お城で開かれるという舞踏会に参列することになる。魔法によってカボチャを馬車に変えて走っていた二人だったが、馬車は道中、道端に転がり込んできた何者かを轢いてしまう。慌てるシンデレラだったが、状況を見てこの男が馬車に轢かれる前に何者かに殺されていた可能性を推理した赤ずきんは、遺体をさっさと隠してお城へと向かった。お城で美しい王子様と出会った一同だったが、やがて死体が見つかり、城内での犯人探しが始まるのだった。』
《監督》 福田雄一
(「銀魂」「今日から俺は!!劇場版」「新解釈・三國志」)
《脚本》 鎌田哲生、福田雄一
《出演》橋本環奈、新木優子、岩田剛典、夏菜、若月佑美、桐谷美玲、ムロツヨシ、加治将樹、長谷川朝晴、山本美月、キムラ緑子、真矢ミキ、佐藤二朗、ほか
福田監督作品として期待して見ると面白さがいつもより控えめで、ミステリーとして見るとファンタジー感が強めで。
色々な調味料が融合した複雑な味わいが感じられた。いつもの福田監督作品とは違っていた。
ただ、橋本環奈、ムロツヨシ、佐藤二朗ら福田ファミリーたちの伸び伸びと演じている雰囲気は相変わらず健在で、お馴染みのコントを見ているような安心感はあった。
それにしても橋本環奈ほど赤ずきん役が似合う女優はいないのではないだろうか。今までの福田作品の中で一番可愛い。
「悪巧みをしている時の顔」とか表情豊かなコメディっぷりも発揮されていて素晴らしかった。
それから桐谷美玲、6年ぶりの映画出演である。白い魔女テクラ役での登場なのだが、こうやって演技をする姿を再び見ることができるのは嬉しい限り。
子育てをしながらのドラマや映画出演は色々と調整が必要だろうが、ぜひまた今後もドラマや映画などでの演技を期待したい。
第1502作目・『名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』
『公園でジョギングしていた目暮警部が何者かにボウガンで狙撃される事件が発生。重傷には至らなかったが、続いて蘭の母親である妃英理が毒入りチョコレートを食べて入院する事件が発生した。さらにコナンの目の前で阿笠博士までもが何者かにボウガンで狙われてしまう。それぞれの現場に残された犯人からのメッセージから、一連の事件が同一犯によるものであり、なおかつトランプの数字になぞらえて名前に13から順に数字が入っている人が狙われていることが判明する。目暮ら警察は仮出所したばかりの村上丈を犯人ではないかと推測する。村上はかつて毛利小五郎が刑事だった時代に取り調べを行った男であり、妃英理を人質にとったものの小五郎が躊躇わずに発砲して逮捕に至った事件の犯人だった。小五郎にとって因縁の事件であり、逆恨みされている可能性が高いのだ。蘭はこの事件が二人の別居の原因であると考えるが、コナンは事実と真実は違う見え方がするのではないかと推理する。やがて次のターゲットが狙われるのだった。』
〜次に狙われるのは誰だ!?〜
《監督》 こだま兼嗣
(「シティーハンター 愛と宿命のマグナム」「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」)
《脚本》 古内一成
(「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」)
《声の出演》高山みなみ、山崎和佳奈、山口勝平、神谷明、茶風林、緒方賢一、鈴置洋孝、岡本麻弥、内海賢二、ほか
改めて見た。
当時はまだ小学生。今のようにSNSやネットでネタバレに簡単に触れるようなこともなかった。
劇場2作目にして、メインキャラたちが次々と被害にあっていくという予告編を見た時に受けた衝撃たるや。
それは最近のコナン映画よりも圧倒的に「劇場版」にふさわしいストーリーだったのだ。
しかも、登場人物たちの名前には数字が入っていてトランプになぞらえて順番にターゲットになるというルールも秀逸。最後が「新一」になるのも、よく見つけたなぁという発見であった。
歩美が勝手にやった占いに出た「Aの予感」のメッセージでなんか意識してしまったコナンが、蘭が口を拭いてくれる時にドギマギしてるのが可愛かった。
キザなセリフとかじゃなくて、こういう何気ないドギマギが初期の頃は多かった気がする。
第1503作目・『ウェディング・ハイ』