BABYMETAL WORLD TOUR 2016
LEGEND - METAL RESISTANCE - RED NIGHT & BLACK NIGHT
余韻に浸ってます。
Perfume メジャーデビュー11周年のお祭りも追えませんでした。
あ、三人バラのラジオ音源だけはayadenさんのお蔭様で聴けました。三人三様でPerfumeのラジオはほんと面白い。一人で話す機会が少ないかしゆかとのっちの話はいいなぁ。代打のオールナイトニッポンも聞きたい。
伊勢丹は地元にもあるので週末にでも行きたいと思ってます、せめてノートかペンぐらいは欲しいかな。
でも、TokyoDOME 2Daysの余韻が心地よいです。ラジオ聞いてしまったからなおさら…正直言うと、4日たった今(まだ4日か!?)でも他の情報をあまり取り込みたくない。ただひたすらDOMEの情報だけを追っていたい、そんな気分です。
そして、ZeppでのDOMEフィルムコンサート(古っ!)落選しました。
でもなぜか不思議とホッとしてます。
さて、TokyoDOME 2daysを通して観て、改めて思う事をつらつらと書いておきます。
二日目セットリストは BABYMETAL DEATH 始まりでラストに I.D.Zでしたね。初日Ror始まりだったので メギツネ 始まりの BABYMETAL DEATH 終りもあるかと思っていました。
19日は2nd METAL RESISTANCE 中心、20日は1st BABYMETAL 中心。祭日の19日はTHE ONE(ファンクラブ)が落選祭りで2ndメインと言う事は‥ご新規さん向けに新しい曲を祭日に持ってきたと解釈しました。冷静になってセットリストを見直すと初日二日目を逆転させた方が収まりが良い気がします。いずれ発売される映像を逆にして観るのが今から楽しみです。ただ「後が続く」との意思表明としてはTHE ONEで終わらずI.D.Zで終わった方がメッセージとしては伝わる気もします。
席は、二日間とも1階スタンドの前の方で、初日1塁側10通路6列300番台、二日目3塁側35通路7列200番台とかなり恵まれた位置でした。
野球以外では2010年11月Perfume東京ドームが初で、あの時は3塁側バルコニー席だったので反響音はほぼ無いもののディレイがひどく、一番後ろの10列目は視界が戦車の運転席並に上下が狭くて「ただその場に居ただけ」のLIVEとしか印象が残ってません。
2012年12月PRINCESSPRINCESSの再結成ドームLIVEは今回初日の一塁側とほぼ同じ位置で、ほのぼのしたとても良い雰囲気が楽しめました。さらに2013年12月のLEVEL3では、初日がマウンドのホームベース寄りに設置されたPA席のすぐ横、二日目がセンター出島まで20mほどの位置と、両日とも左右のラインアレイスピーカーの中に居たので、普通にLIVEハウスかとも思えるほど音響が素晴らしくドームLIVEの印象が一変しました。
そして今回、ライトレフト共にホームラン判定用ポールのあたりにスピーカーが吊るしてあったので、初日は右側、二日目は左側からの音が強く、センターステージの吊られたスピーカと相まって、ドーム特有の反射音が回り込む現象はほぼ感じずに済みました。願わくば左右からの音が欲しいところですが、センターステージのドーム音響の一つの答えとして「アリ」だと強く感じています。
BABYMETALの音響の悪さは過去幾多指摘されていますが、今回ドームとしてはかなり頑張ったほうだと評価してます。3階席で音が悪かったとの指摘もありますが、そこでは誰のLIVEでも音響は望め無いと聞き及びますので、運が悪かった諦めるしかなさそうです。
その代りと言ってはなんですが、上からしか見られない演出がいくつかあったでしょう。Perfumeでの経験からは、レーザーを使った曲は見下ろした方が間違いなく綺麗です。天頂ステージは目線の高さで観られたでしょう、下からはほとんど何も見えてませんでした。コルセットの光も上からの画が素晴らしく綺麗に見えます。ハコが大きければ大きいほど、席によって楽しみ方は変わるのだと思います。要は楽しんだ者勝ちです。
BABYMETALに限らず、ファン100人いたら100通りのアーティスト像があり、求めるモノも100通り。そのすべてに応えることは不可能ですから、演者が出した答えに乗ってしまう事も楽しみ方としてアリだと思います。
その点私は、最悪でもSU-METALの歌声さえちゃんと聴こえていれば十分楽しめるので、ハードル低すぎるのかもしれません。
昨年末横浜アリーナ初日以来のSU-METALの生歌は、また一段と別の領域に入ったと感じましたが皆さんはどうお感じになったでしょうか。
私の耳には声の質が少し変わったように聴こえていました。特に低音の響きがとても心地よく、SSEから始まった今回のWorldTourを経て自信と、なんにか大きなものを得て帰ってきたと「歌声」が語っていたように感じています。
初日に2か所ほど声が裏返りそうになりましたが、SU-METALはファルセット(代表的には平井堅や森山直太朗)もミックスボイス(デーモン閣下やTHE冠さん)も使えるのに使わない。NHK E-TV「亀田音楽学校」をご覧になった方はご存知でしょうが「地声のハイトーン」の説得力は本当に素晴らしく、ROCKボーカルとしてはやはり地声が似合います。
ZIPのインタービューでお父さんが答えていたように「発展途上」のSU-METALの歌が、あの説得力と言うか、伝達力と言おうか、とにもかくにもずーっと聴いていたい。
LEVEL3でPerfumeが、DOME LIVEの印象の悪さを払拭してくれたとは言え心から納得していた訳では無く、可能ならばDOMEでは観たくない、というのが本音でした。でも、まったく期待していなかったLEVEL3が殊の外良かったので、今回のDOME LIVEにはほのかな期待感がありつつも、言ってもDOMEは「記念碑的お祭り」の域は出ないとは思っていました。
しかし、席が良かったことや自身のハードルが低い事を差し引いても、想像のはるか上を行くこの満足感。
客席の一体感、皆で楽しもう、盛り上げていこうという感じはPerfumeもBABYMETALも大きな違いはないと思ったし、ステージの規模も演出もある意味大差がある訳では無いのに、この満足感の違いは何だろうかと考えてしまっています。比較してどちらが上下という事ではなく「質が違う」という事だと思うのですが…。
実は 志村けん×Perfume のE-TVスイッチインタビュー以来、ずっと録画を続けていました。その中で、先日再放送された 市村正親×立川志の輔 回での談志の一言が長く気に掛かっていたのですが、今回のDOMEをきっかけに一度まとめておきたいと思ってます。
ぼんやりとは見えているような気もするのですが、まとめているうちに何か答えが見つかるような気がしています。