選択の自由 | きらきらはじける。

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ソリストの女性力上昇過程備忘録。

この歳になるまで

漠然ともやもやし続けていたことがあります。


何故、女は選ばれてナンボで、それが幸せなのか?

選んでナンボで、幸せ、と言う人は少ないのか。


選ばれて幸せと思う人に物申すわけではなく

選ばれることは幸せなの?と問いかける私に対して

おんなの道とか女性性を説く人に対する問いかけなんですわ。


六十過ぎて、やっとこのもやもやが気体から液体になりつつあり形になる第一段階にあるような気がしてます。


つまり、女の経済力や社会的地位を得ることの大変さよりは、それらを兼ね備えた男にパートナーとなって選ばれることにより経済的や社会的地位を得る方が効率的、ということか。


うーん、そうかもな。

己が経済的にも社会的にも優位に立っている男の好みのタイプどストライクだったら、そりゃ効率的だわぃ。


でも、アタクシは今生ではそうじゃない。

黙っていても与えてくれる人なんていない。

欲しいものは自分で手に入れるしかない、立ち位置です苦笑。


世の中数多あるシンデレラストーリーラブストーリーあっまーい少女マンガアニメで

私を特別扱いしてくれる

私が他の人と話していると嫉妬するイケてる彼

子供の頃からそういう系のあらすじに対して

ふーんで終わり、でした。


たとえ高価で素敵なジュエリーでも

自分に似合わないならば別に欲しくないし。


その点、よしながふみ先生原作の「大奥」NHK版はカッコ良すぎて拍手喝采でした。

家光の「そちがわらわを抱くのではない、わらわがそちを抱くのじゃ」

吉宗の「信は男の顔には興味はない、きっと男でも信と同じような思いの方はおるはず、信はそういう人を選ぶ」←正確なセリフは覚えてないすまぬ。

昔、岩下志麻様の極妻第一作目で

成田三樹夫演ずるヤクザが志麻様の太もも触ろうとした時に

着物の裾はだいて

「もっとちゃんと触らんかいっ!」と

啖呵切った志麻様に痺れた時以来だわぁ。


そう、私は根っから選択する側好き❤️


世の中、そーいうタイプも認知された上でのNHK版「大奥」なんでしょうか。

いい傾向だわ。


だが、ここで気がついた。

私は今生では将軍でないのだよ。。

将軍どころか極妻でもない有閑階級でもない

ただのトカイナカのパートのおばちゃんです。

選択できる地位にはない、ということです。


でも、心の中は自由だかんね。

ボロは着てても心は貴族

気高さは痩せ我慢笑