思うんだけど、一緒にどうですか」
と、たかさんからお誘いがあったが、
果たして私に登れるのか?
伊吹山の標高は1377m、
登山口の標高が210mなので、
標高差は約1167mとなります。
比較のために、
いつも登っている御在所岳の
標高は1212m、登山口が600m
なので、標高差は約612m
2倍近い標高差を考えると、
私にとって伊吹山は未知なる世界。
しかも積雪期。
「のんびりペースでいきましょう」
と言ってくれたのと、
「6合目過ぎたあたりから急登になり
12本爪アイゼンが必要になるので、
(私は6本爪しか持っていない)
その手前まで行って、
ソリ大会でもして遊びましょうか」
と言ってくれたので、
それなら私にでも行ける?と思い、
恐々挑戦することにしました
2月27日
朝5:30 某所集合で、たかさん号に
乗せていただきました。
出発して1分も経たないうちに、
「あっ!!!忘れ物した!!!!!」
とたかさん。
どんだけ大切なもの忘れたん?
免許証?アイゼン?財布?何?
そしたら、なんとスミコちゃんを
家に忘れてきたとのこと(笑)
急いで取りに帰り…
(引き返せるところで気付いて
よかった)
私も嬉しいですよ
くまこさんが手編みしたニット帽を
かぶっていて、温かそう
まだ辺りは真っ暗で、
いつも通る道が違う道に思えてきます
コンビニで買った朝ごはんを
食べながら国道306号を北上。
だんだんと空が明るくなってきて、
菰野町に入るあたりで突如として、
目の前に姿を現した雪山たち。
鎌ヶ岳、御在所岳、釈迦ヶ岳…
私たち、
「すごい」「やばい」を
何度連発したことか(笑)
竜ヶ岳が見えてきた時には、
まだまだ白い山肌に見とれて、
「わーきゃー」大変な騒ぎ。
もうここで竜ヶ岳に滑落するのか?
と思われる勢いでしたが…
ググっと我慢して(笑)
そしたら絶妙なタイミングで
東の空に日が昇ってきて…
藤原岳では見事なモルゲンロート
もうテンションが上がりすぎて、
運転が危ない(笑)
どうか事故らずに伊吹山まで
たどり着けますように
遠くの方に見えた真っ白な山。
あれが伊吹山だそうです
ここでさらにワクワク度が跳ね上がり
早速の伊吹山撮影会(笑)
興奮してしまう
あともう少しで伊吹に会える
駐車場を管理している
陽気なおっちゃんに500円を支払い…
ここの鳥居をくぐると、いよいよ…
可愛い鳥さんのさえずり声を
聴きながら…
晴れてくれたことに感謝のポーズ
山肌が雪で覆われているのを見て、
居ても立ってもいられずに…
そんな感じで、色々楽しみながら
登るとあっと言う間に山頂が
見えてきて…
浅田真央もびっくりなバランスを
披露したり…
雪山サイコー
はるか向こうに小さな三角屋根。
6号目の避難小屋です
いつの間にかこんな傾斜角度に
進んでいきます。
地上の家や低い山々。
奥に海のように見えるのは琵琶湖です
6号目は過ぎたけど、せっかくだから
行けるところまで行ってみる
キツくなってきました
足を引っ掛けて休憩。
こうしていないと滑り落ちてしまいます。
さらに進んでいきます。
なってきた
見つけては休憩。
仰向けになると抜けるような青空に
吸い込まれそうです。
まだまだ上に行ってみたい。
角度になってきたので、
もうここらへんで、本日のピークと
しますかと記念撮影したものの…
そこに向かう勇敢な人々を見ていると
闘志がメラメラと
どんどん上へ。
さすがだな
苦しいけど、乗り越えなきゃ
成長はない
最後の力をふりしぼり、
ここからラストスパート!
思わず走っちゃいました
待っていてくれた、
たかさんとハイタッチ
やったね〜!
上まで登れたんだ
もはや航空写真のような地上の景色
を見下ろしながら、
心地よい疲れと達成感に酔いしれ
ました
長くなりましたので続きは次回。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました