ぞうに憧れたやどかりの話。 -4ページ目

ぞうに憧れたやどかりの話。

切り取って、切り取って、いつか唯一無二のパズルが完成することを願って。
10代で始めたブログ。気がついたら20代半ば。



3月は誕生日からの幕開けです。

職場で「おめでとう~!」をたくさんもらった日。

普段全く夜ごはんをどうするか気にしないKくんが、この日は自分が調達する!と連絡をくれたのがめちゃくちゃうれしかった。"普段全く夜ごはんをどうするか気にしない"って嫌味でいじわるな言い方だけど、だからこそ、ほんとに染みました。

仕事の終わりかけに今日は何にしよう。帰りの電車でこの順番でやろう。って考えなくていい気楽さ!





ケーキも買っておいてくれました。これにはびっくり。誕生日にケーキって定番かもしれないけど、定番や常識ってつまるところ、世の中に蔓延ってる多くの考えってことで、Kくんにはその考えがなかったのですが、私がなんでもない日からケーキ買ってきたよ!いっしょに食べよ!定期的におうちお茶会

しようね!って言うからかな。

用意してくれて、とても感動……。



お花も!※腰の角度はふざけてる

好きな人からお花をもらうことにあこがれていました。誕生日や記念日に花束を買っている職場のメンズに「え~奥さんよろこびますね~。うれしいだろうな~。」と幸せをもらいつつ、その憧れを増していた!

Kくんと2年半一緒にいて、自分なりに伝えていた。お花が好き。10代の頃、働いてたバイト先で誕生日にお花をくださる慣習があって、それが嬉しすぎてなかなか辞められなかったこと。遠回しにお花がほしいよ!とアピールをしていた。

クリスマス、記念日、誕生日、ホワイトデー、「もしかしたら…」とちょっと期待していた。でももらえない。勝手に期待して、勝手にがっかりしていた。



いつからだろう。特に同棲を始めてからかな。言うようになった。



お花がほしい!好きな人からお花をもらうのに憧れがある!Kくんからお花がほしい!



お花待ってるからね!



と、伝えまくりました。



イメージしていたのは花束だったけど、寄せ植えのお花というのが、すごくKくんらしくて、うれしかったなぁ。

お花屋さんなんて行ったことないから、入り口付近にあるものを選んだんだろうなぁ。花束は店員さんに話しかけなきゃいけないから、そりゃあハードル高いよなぁ。と花屋さんで格闘する彼が想像できて愛しくなりました。



植え替えをして、今も元気にしてくれています!花束だったらこんな長持ちしないので、見る度にしあわせになれるお花をチョイスしてきてくれて感謝しています。



2月くらいからかな。

お花のサブスクを始めて、毎週ブーケが届きます。

これまた憧れだった「お花のある暮らし」を始めました。

自分の安月給でお花なんて…と二の足を踏んでいましたが、冷静に収支をかんがえてみたら、1回外でごはん食べる機会を減らせばいいんだ!ということがわかって、今はお花のある暮らしを選択しています。









疲れて帰ったきた日にふいにお花が届いていると、誰かから贈り物をもらったように心がやわらかくなります。(もう何もできない…!ってレベルで疲れちゃってる日は水につけることすら億劫な日もあるけど)トータルで見たら、圧倒的に幸せ指数、満足度が高いです。



休みの日に水を替えたり、お花や花瓶の組み合わせを変える時間がホッとします。







マグカップと保存容器で手軽に家庭菜園も始めてみた。植物の"萌し"にはほんとうに元気をもらいます。子どもの頃、元気をくれる、助けてくれるという由来から、アカレンジャーという名前を花につけていたな。

この写真だとサボテンの鉢のテリアの表情が極悪に転じていて、じわじわくるものがある。




新しい年があけました。おめでとうございます。
笑ったことも泣いたことも怒れることもあった2022年の12月のことを手繰り寄せられるよう、ここに認めておこうと思います!


ネガティブなこと書いて、ネガティブに浸ることになるのいやだから、渦中にいるときは文字に起こさないようにしてましたが、同棲は楽しいより、たいへん。だなと感じる日々です。


職場は変えてないけど、職場まで遠くなりました。それまでが近すぎたというのもありますが、地下鉄で6分で通えていたのが、地下鉄+私鉄で30~40分かかる生活に。


なんてことない人もいるだろうけど、電車が苦手な私には自分で想像していたよりも大きな苦痛。
聴覚が人より過敏で、神経質なところがあるので、賑やかな会話や貧乏ゆすりの足と足が重なる音。電車の音。色々な音が気になってしまう。
早く退勤時間になれ〜〜!と時計を何度も確認する半面、「あーここから電車かぁ。帰りたくないな…」と矛盾したことを何度も考えました。


慣れない私鉄の路線に、電車を間違えてしまうこともしばしば。
電車から1分でも早く降りたいのに、むしろ余分に乗車する羽目になることにうんざり。
出勤時間が毎回バラバラな仕事なので乗り換えが必要だったり、不要だったり、それをまちがえて遅刻をしたときもうんざり。


もう近くで仕事をさがしたい!!
でも仕事なんて今日で辞められるもんじゃないから、数ヶ月後にはさすがに電車に慣れてる!


それがわかるから、余計にいらいら。


動き出す時でなく、乗り越えるまでの辛抱期間ってフラストレーションが募る気がする。


家事も当たり前にひとり暮らしの時より増えた!


ひとりだったら、こんくらいでいいや!ビスケットでいいや!って食事も、相手がいるとなんかそうはいかない。
お弁当もなんだかんだ作ってるなぁ。


洗濯物も増えた。洗って、干して。次、洗うためには干したものを片付ける必要があって。


掃除も洗面所なしのワンルームから2LDK。洗面所もあるよ。


家事ってほんとにゴールがないなと思う。
こだわろうと思ったら、どこまででもこだわれる。
全室真っ白なフローリングの新しいおうち。髪の毛1本でも落ちてたら目立ちます。掃除機はすぐに手にとれる位置に。ここがゲームの世界だったら、わたしの装備アイテムはまちがいなく掃除機です。


家事って料理、洗濯、掃除の3つにまとめられがちだけど、全然それだけじゃないからなぁあぁと叫びたい!
シャンプー、洗剤がなくなったら補充するのも、補充するだけどさ、結構めんどくさい!手についたら、きょえ〜って心のなかでひと騒ぎ。
なくなりそうな時にストックがあるのかを確認するのもめんどくさいし、買いに行くってなったらもっとテンションさがる。日用品は食品以上に重いんだよ!


ごみ捨てもだいぶきらい!
これも私の勝手だけど、溢れそうなごみ箱がとにかく苦手。圧迫感を感じて、中身がいっぱいになればなるほど、気になってしまう。
だから極力ちいさくして捨てたり、ごみなのに収めるように捨てる節がある。年を重ねれば重ねるほど、こだわりが増えるな。
ごみ袋がスカスカでも収集日には必ず捨てる。部屋が増えて、ごみを集める仕事も増えた。そのあとにそれらに新しい袋を取り付けるのも結構めんどうなんだよ。



通勤に時間がかかるようになり、家事にさく時間も増えたけど、


自分の時間がない!とはそんなに思ってない。


ドライヤーしながら10分youtube見たら、わりと満足できる。
ワンルームのせませまキッチンから、カウンターキッチンになったので、iPadを置くスペースができ、アニメを流しながら料理をすれば、これでもわりと充足感が得られる。


我ながら、お金や時間のかかる趣味を趣味としてなくてよかったな〜〜と感じた!!



まーー。でもそこそこに疲れは溜まっていて、帰りの電車でマスクをびしょびしょにする日が何回かあったな。
べつに明確に○○がつらい!って涙が出るわけではなく、ふわっと、あー疲れたなぁ。って涙と鼻水が止まらない時間がありました。


文章ばっかで全然写真ないな。



職場の人とあそんだとき。





職場の人がポケモンドーナツを差し入れしてくれた!ビジュがいい!このピカチュウみたいな変なのって言うおじさんに、雪だるまピカチュウと説明してもピンときてなかった。これだからおじさんは困る。(ちなみにこのおじさんのこと大好き)(あと30半ばだから本当はおじさんじゃない)(本気のおじさんじゃないから、おじさんいじりできるところも楽しい)


普段の食事は全く撮ってないけど、大晦日と昨日の元日は撮ってみた。



31日まで仕事だったので、30日の仕事おわりに明日の自分が楽するため楽するため……と必死に仕込みました。





ふたりともお餅が好きじゃないので、特に正月っぽいものはないけど、半額で買えた小籠包とエビマヨがあったので、麻婆豆腐をつくって、中華フェアにしました。



抱負はなんだろう。
抱負と思うと、ついつい勉強系を連想しがち。
それに挑戦できないと自分のこと情けなく思うから、そういうのはやめていきたい。


今この瞬間はまだ余裕がないから、何かを得ようとか成し遂げようという思いは浮かばない。


しばらくは"余白"を意識して、1日1日暮らしていきたいです。あとは健康第一。美容も心も身体から。






11月25日、引越し当日の朝。

最後にふとんを包んで、引越し業者さんを待ちました。



引越し当日に、それまで住んでいたアパートの退去手続きもあり、慌ただしかったな。

初めてのひとり暮らし。この家でたくさん泣きました。仕事から帰ってきてからも、行く前も、休みの日も。自分は怒られるためだけに仕事に行ってるんだ。怒られることでやっと社会と繋がるんだ。怒られて相手が満足すればまだいいけど、相手もずっと苦しそうだ。自分もつらくて、相手もつらい。働く意味や生きる意味を擦り切れるほど、ここで考えた。

泣いて泣いて過呼吸がよく起きて、でもひとりで。呼吸が苦しくなると日常的にしにたいと願っているはずなのに恐怖が襲ってきて。息をしたいと刹那的に願う。

そんなわけで家にいても苦しい時間はたくさんあったけど、大きな声が降ってくることはなかったので、そこは間違いなく防空壕でした。



それから職場を変えて、同僚がおうちにきたり、Kくんが来るようになったり、おうちもわたし以外の声がきこえるようになって嬉しかったかもしれないな。

たくさんうるさい泣き叫ぶ声を聞かせてごめんね。




それ以上にありがとう。




人によっては3年間をあっという間だという。



わたしは中学高校時代から、3年間をくたびれるほど長いと感じていた。そんなに長く同じところにいられないと思っていた。

実際、休んでばかりだった。



環境を転々とすることも、ずっと同じところにいるのも苦手だと思っていたわたしに、



もっとここにいたい。と思わせてくれてありがとう。



退去時、大家さんがお祝い金をくれました。この時代にそんなことがあるんだなぁと心が温かくなりました。



最後がね、そんなじんわりぽかぽかだったから、引越し直後から5日間くらい、ホームシックになった。笑 これが本当のホームシック。



P.S.

6月27日がくる度にお祝いした。

お祝いというか、ありがとう。という気持ちで普段より念入りに掃除をした。

初めてのひとり暮らしがあのワンルームでよかった。何度も言うけど、泣き声と上手でもない鼻歌をたくさん受け止めてくれてありがとう。

次の主さんは静かな方だといいね。
















「暮らし」を教えてくれてありがとう。