「韓国の「ウォン安」がかなり危機的な状況」「韓国通貨危機へまっしぐら?1ドル1265ウォンを突破」の記事で、韓国の通貨安を指摘したが、本記事執筆時点だと1ドル=1288ウォンにまで下落している。月初来アジア通貨騰落(対ドル)をみると、ウォンが最下位である(LINK)。日本も円安だが、日本の場合は円安のほうが依然としてGDPは増えるのに加えて、まだ利上げしていない。韓国は利上げしてこの通貨安であり、おまけに韓国は金融が脆弱であり利上げすると家計債務の負担が増えるので、利上げして通貨安に歯止めをかけようとしてもマイナスの影響が大きく、利上げしないで通貨安を放置すると通貨危機まっしぐらというどっちに転んでも悲惨な結末である。
最近は韓国の中央日報などでも米韓通貨スワップを主張する論調が目立つが(LINK)、さんざん踏み絵をして、中国にも媚びへつらう姿勢の韓国に甘い顔をするほどアメリカは甘くない。韓国はもはやG8だ(LINK)、日本に代わってG7に加盟だ(LINK)という素っ頓狂な論もあったが、次回のG7には韓国は招待されない。次回招待されるのは、セネガル、南アフリカ、インド、インドネシアである。超少子化でこれから経済も衰退するし、中国と米国の間を右往左往する韓国がG7に加盟することはあり得ない。単に前回G7に招待されていたのは、レッドチームにいくなよという釘差しである。韓国は全く自己が果たすべき義務や立ち位置に気が付いていないので見限られたということである。
それにしても韓国は、韓国が困ったら米国は韓国を助けるのは当然、日本は韓国を助けなければならないと思っている節がある。これは韓国からするとアメリカに冊封してもらっているのだから宗主国である米国が韓国を助けるのは当たり前であり、小中華である韓国は日本より立場が上だから格下の日本が韓国様を助けるのは当然という民族的な感覚によるものだと思う。アメリカは何度も同盟国である以上は相互に義務を果たさなければならないとメッセージを発しているが、韓国はどこ吹く風である。アメリカは契約文化だから相互に平等に義務を果たすが、韓国からすれば米韓は宗主国と属国の関係だから、宗主国は属国が忠誠を誓う限りは属国を守れという感性なんだろう。
この視点でいうと、韓国側の主張は合点がいく。 ただ韓国がどのように考えようと日米からすると、韓国はレッドチームとの緩衝地帯に過ぎない。正直、超少子化で国力も現在がピークなので投資先としての魅力もない。次期大統領は日米に擦り寄ってきているが、議会は文大統領派が多数のねじれ状態なので次回の国政選挙まではおそらく目立った動きはない。通貨危機の方が早いだろうが、アメリカとしてはもはやIMFの監視下に置いてしまった方が操りやすいぐらいに思ってそうである。あまり日本のメディアは韓国経済の窮状を報道しないが、個人的には通貨危機はリアルに迫ってきていると思う。

