エドモンントンの会社に来てひとつの山場を越えました。

今の会社はフライトスクールとチャーターフライトの二つの業務を行っている会社です。 


今まで、セスナ機でチャーターフライトや観光フライトを行っていたのですが、マルチエンジンの飛行機でチャーター業務を行うには PPC ( Pilot Proficiency Check ) というフライトテストをパスすることが必要です。 これは Single IFR Pilot (パイロット一人りの運行で VFR と IFR )の運行ができる資格です。


今日、そのフライトテストを受けてきて無事合格しました。


フライトテストを行ってくれた試験官の方はカナダでは大手のコミューターエアーライン & チャーター 会社のチェックパイロットの方で試験中や試験後の講評で実際のオペレーションではこうした方がいいなどの現実に即したアドバイスを頂きたいへんに勉強になりました。


フライトインストラクターを卒業したら次はチャーター専門の会社やコミューター会社に行ってみたいと思っているのですが、実際に活動している方の知識や技能の高さを見せ付けられると、自分はまだまだ勉強が足らないと痛感しました。 日々勉強です。


無事資格をゲットでき、チーフパイロットからは次からチャーターフライトが入ったら飛んでもらうからね。  っと言われ " I can't wait !! " っていう感じです。


因みに、運行する飛行機は Piper PA30 Twin Comanche です。↓







以上です。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。




 Have a wonderful day everyone !!!!



エドモントンのフライトスクールではバンクーバーでは経験しなかったフライトがいくつかありました。 今日はそのひとつをお話します。


先日、休日の夕方 突然チーフパイロットから電話が来て、今すぐ隣町の PONOKA AIRPORT へ行って John という人と飛んできて欲しいと言われ行ってきました。 


すぐに会社に行き給油と飛行前点検を済ましテイクオフ。 25 分ほどで到着、小さな Non Tower Airport で空港の上を横切り Down Wind Leg, Base Leg, Final Leg そして Landing と決められたArrival procedure 従い到着。エプロンに何人か飛行機の前で立ち話をしている人がいるので近づいて話しかけたら、「おまえ、何であんな大回りをして飛んでんだ。」 といきなり怒鳴られる。

「何言うてんねん ! 」と心の中で思いながらも、顔は笑顔で 「John に会いに来たんだけど」と聞いてみると、なんとその怒鳴ったおじさんでした。


どんなフライトがしたいのか詳しく聞いたら、そのおじさんは現役時代はブッシュパイロットで 5,000時間以上のフライトタイムがあり、水上機、尾輪式飛行機、冬は車輪にスキーを装着して飛んでたベテランパイロット。 最近、自作キットの飛行機を作り終えて、整備士からの点検を受け OK も貰い後は飛ぶだけ。


ところが飛行機の保険会社から フライトインストラクターと一緒に飛んで、この飛行機を飛ばせるだけの知識と技術があるかチェックライドをやってからでないと、PIC (機長 ) として飛行しては行けませんといわれているので私と飛んで欲しいていうことです。


先ずは飛行機の書類を全部見せてもらい、法律に関する質問をし無事パス。


次に飛行機の飛行前点検を見せてもらいながら、飛行機の性能、ノーマルとエマージェンシープロシージャについての質疑応答。 このおじさん飛行機に関してものすごい知識が有りこちらが圧倒されました。


そして、おじさん自慢の飛行機がこちら ↓






Piper Super Cub という飛行機です。エンジンはターボ付きで音がすごい静かでスムースに回っている感じでした。燃料は飛行機用の燃料ではなく MOGAS と言って自動車の燃料を使います。プロペラはコンスタントスピードプロペラ。つまりプロペラのピッチを飛行状態に合わせて変えられるタイプです。しかも、そのプロペラコントロールは自動と手動のどちらでもできます。 機体の表面は丈夫な防水シートで覆われ軽量化されてます。


そして、コクピットはこんな感じ ↓







エンジン計器はデジタル表示です。そしてVFR用のGPSも搭載。しかし、この飛行機はホームベースから 25NM までしか飛んではいけません。と飛行機の登録書類に書かれているから GPS はもったいないかな~と思いました。



そして、フライトに行きましょう。という事でコクピットに着いたら、突然 恐怖心に襲われ、飛ぶのが怖くなってしまいました。


なぜかと言うと、この飛行機 まだ一度も地上から飛び上がった事がないのです。いくら整備士が点検したとは言えわかりません。このおじさんが組立てたのです。飛行機会社の工場で組み立てられたのではないのです。 今まで飛ぶのが怖いと思ったことは一度もなかったのですが、今回は「もしかしたら、死んじゃうのかな」と心の中でつぶやいてしまいました。


そして、エンジン始動。Taxing して滑走路の手前でRun up (エンジンチェック)して問題なし。


滑走路に入り Line up、車輪のブレーキをかけエンジンフルパワー こちらも異常なし。 という事で Take-off rolling。

飛行機はどんどん加速しあっという間に空へ舞い上がりました。

フルパワーにするとターボが働き飛行機はすごい上昇率で上昇していきます。

「おっ、やったじゃん ちゃんと飛んでるよこの飛行機」と思いながら、次第に恐怖心が薄らいでいきました。


地上 1000 feet (300m) で空港の外側に行き、おじさんが「ストールスピードを確認したいから」と言い。こんな低い高度でストールをやり始める始末です。「ちょっと低すぎでしょ」 ということで安全な高度まで上がり一通りのマニューバーをやって空港へ戻りました。


空港上空でおじさんが「ブッシュパイロットの着陸の仕方見せてやるよ」と言うので拝見することに。


上空で滑走路を横切った後、270°ターンしながら滑走路に正対し着陸する という方法でした。 確かにこれならガソリン代節約できます。


その時の写真がこちら ↓

















どこに降りるのかと思いきや、Runway 左の芝の上に降りてしまいました。 聞いたら別に大丈夫だよとのこと。



ということでこの飛行機は安定しているし、おじさんの技量も素晴らしかったのでログブックにコメントとサインをして無事テストフライトは終了しました。 




以上です。



Have a wonderful day everyone !!!


もうひとつの印象に残ったフライトは年配の生徒さんと離発着の訓練をしていた時の話です。


飛行機はランウェイの端を通過し、着地のために引き起こし操作を終え地上約1mぐらい。 前方に視線を移すと 500 feet 前方にこちらに向かって Runway 上をTaxing している複葉機が目に入る。すぐにコントロールを取り ゴーアラウンド。 急上昇をして衝突を回避しました。


もちろんこちらは Downwind Leg と Final Leg で無線コール( 管制官がいないアンコントロールエアポートでは自分がどこにいて、何をするのかを他機に知らせる必要があります ) をし、FinalLegでも Runway がクリアーなのは生徒さんと一緒に確認していたのですが、その相手機は我々の無線を聞いていなかったのか Runway 上を Back Truck していたのです。


着陸に向けたアプローチ中はどうしても Runway Threshold 付近の Aim Point ( Runway 上に書かれた数字などの降下目標地点 ) に視線が集中するとともに、横で教えていると外部はもちろんのこと計器、生徒さんの動作や目の動きなど見るところが多いので他機が Runway に入ってきたのに気が付くのが遅れてしまいました。


法律上では自機に優先権があるのですが、早期に危険回避できるようもう少し外部監視に意識を割いた方がいいと反省しました。




以上です。




Have a wonderful day everyone !!!!