自分はずっと工場で働いている人間なのだが、最近職業はやっぱり人を作るんだな…としみじみと感じることがあった。
昨日、愛用の自転車がパンクしてしまったので自転車屋さんに直してもらえるように持ち込んだのだが、最初は笑顔で接客してくれていた店主が自転車を残して立ち去ろうとする自分を見て急に仏頂面になったのだ。
え?なになに?なんで急に不機嫌?とラーメン屋に時間をつぶしに向かったのだが、理由は何となく察した。この店主は仕事を作業ではなく人間関係ととらえている人なんだろうと感じた。
この店主は自転車屋として人と接することに生きがいを感じていて、きっとお客さんと一緒に自転車やペットの犬(店の中で犬を飼っていた)について語り合いたかったんだと思う。そんな彼の気持ちを工場勤務の俺はくみ取ることができなかった。
工場での仕事というのはある意味人を機械のように扱うのが正しいところもあり、そういう仕事がら自分も他人を機械のように扱ってしまうところがある。
決して仕事場での人間関係が悪いわけではないが、仕事を切り分けて分担していき、はい任せたよーあとよろしくーが当たり前の職場なのだ。
そういう自分が職場で培った無機質な部分がこの自営業のおじいさんには冷たい人間だなと感じさせてしまったらしい。
人と触れ合うのが大好き、さらに犬が大好きで職場にまで連れ込んじゃうまるで乙女チックなおじいさんだったが、さすがにお金を払った後もずっと仏頂面で接客してるのってどうなの?とはさすがに思った。
自転車は直せたが、なんか心に罪悪感を抱えてしまったのが不思議すぎる。そんな職業柄のすれ違いだった。