ついにこのマンガをレビューする時が来ました。
初め、このマンガが始まった時は
「なぜ、このマンガを週刊誌でやる気になったのか」
を、
ガチで
講談社に問い合わせるつもりでした。
今は、ある程度慣れました。
今週号は、
妹を見殺しにしてしまった
お姉さんの葛藤。
(この姉妹は、窓から助けを求めていた)
感染されてしまった
大人2人相手では、
女子高生1人で
太刀打ちできるわけがありません。
先週号で、
主人公は、
戸棚に隠れていたお姉さんに気づき、
「生きていてくれてよかった…」
と、心から喜びます。
(残念ながら、妹の方は
主人公が駆け付けた時、
すでに、感染者に食われ、死ぬ直前でした。)
しかし、
今週号で、
そのお姉さんが、
主人公が自分の妹を助けられなかった事実を知ります。
そして、言い放ちます。

いやー
マジで怖いw
この漫画、
本当に怖いんですよ泣。
でも、お姉さんの気持ち、
多少なりですが、わかるんです。
最初は必死に助けようとして
でも、
全く歯が立たなくて
自分にも襲ってきたから
妹が、
じわりじわりと嬲り殺されるのを
目と耳を塞いで、
耐えていたんです。
その自己嫌悪とやりきれなさ、
無力さ、
悲しさに、
自暴自棄になっているんですね…。

主人公も、その心がわかるから
「俺にもわからないんだ」
と、正直に言います。
ただ、その後に言うんですね。

「お前は明日もまだ…
図々しくも 生きている
ってことだけだ」
これほどの、励ましがあるでしょうか。
「引け目など思わずに
生きればいいんだ」
そして、
これからも、
「あなたに生きて欲しい」
と…。
【今週の1コマ】

1枚目の写真と見比べて欲しい。
彼女が、確実に、
生き抜く力を
その瞳に宿した様を。
インフェクション(1) (週刊少年マガジンコミックス)/講談社

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